2枚重ねだったヒートテックを1枚に減らして感じる春。3月です。
春は出会いと別れの季節といいますが、うちの子も今年幼稚園を卒園し、春からいよいよ小学生。
引っ越してから2年間ずっと、毎日幼稚園へと続くこの道を通っています。子どもと手をつなぎながら、今日あったこと、いま頑張っていること、イヤだったことなんかのヒアリングも兼ねつつ、おうちモードと園モードのスイッチを切り替えます。でも、この貴重な家族時間もあとわずか。
約1ヶ月後にはこの道は子どもの通学路になり、春夏秋冬、雨の日も雪の日も、元気なときも落ち込んでるときも、これからはひとりでスイッチを切り替えるんだと思うと、なんだか早くも今から応援したい気持ちになっちゃいますね。
さて若干おセンチになったところで。
冒頭の写真をもう一回見て欲しいんです。
いや雪じゃなくて。このね、横断幕なんですけども。
「すべての児童にとって楽しくてたまらない 光風台小学校」
へーたまらないんだ、と思って毎回ニヤニヤしちゃう。
「児童が楽しい」ではなく「すべての児童にとって楽しくてたまらない」
ここには大きな目標や想いが隠されているような気がします。
入学説明会へ行ってきた
さて、こちらの光風台小学校。この度うちの子がお世話になるということで、入学説明会へ行ってきたんですけども、いろいろな説明があるなか、もちろん「校長先生のご挨拶」があるわけです。
壇上に上がられたのは、吉川中学校で長らく国語を担当していたという女性の校長先生。自分の小学生時代にも体験した、あの懐かしの「ザ・校長先生のお話(いい話だけど退屈)」がこれから始まるのかなー、なんてぼんやり思ってました。
そしたらなんと、校長先生自らパワーポイントで学校の歴史や取り組みをプレゼンし始めたんです!斬新!
パワポで語れ!校長による光小プレゼンタイム
うろ覚えの私が、お話の中で面白かったポイントをダイジェストでお伝えしますね。
・今から約40年前、人口増大の最大ピークに向かって新光風台の開発が開始。ただただ更地が続く新光風台に、どーーんと巨大な光風台小学校だけがまず建てられ「崖の上にそびえ立つ、白亜の殿堂」といったインパクトがすごかったと当時の資料に残されている。
・校内に専用の畑や学校田(がっこうでん)がある。ほかの多くの学校では別途農地を借りているケースや、都会の学校ではポリバケツを水田に見立てて稲作を学ぶこともある中、校舎と同じ敷地内に水田や田畑があるのは全国でも珍しい。秋の収穫の後は、みんなでバラ寿司パーティ。夕方おなかがすいたという子ども達のために握り飯を作ってもまだ余るくらい豊作だった。焼き芋パーティもある。
・数校をかけもちで担当する図書館司書が多いなか、光風台小学校は専任の図書館司書がいる。
・グラウンドの広さは大阪府内の小学校の中でも随一。(※まじで広い。全校生徒&保護者があつまる運動会でも超余裕)
・小学校を支えるボランティア(光小サポーター)の方が90名近く登録。登録者は保護者のほか幅広い世代の地域の方々。昔遊び、英語、俳句、ミシンがけ、習字、農業、科学実験、火おこし体験など、専門的な分野をみんなで分担して支援。従来の小学校教育ではできない活動を推進している。そのほかゲストティーチャーといった取り組みも。
などなど、これは一部抜粋ですが、まるで映画の予告篇のように新生活をわくわくさせる内容や工夫が盛り込まれていました。さすが「楽しくてたまらない」と言うだけある。4月からは実際のようすも盛り込んでレポートしますね。
トヨノノポータルでは、なかなか外からは見えない、知ることのできない、園や学校のこういった教育の取り組みなんかも保護者目線で発信していけたらと考えています。どうぞご期待ください。