もう年が明けてしまいましたが、地域が一体となって開催された「のせでんアートライン2019」。今回からのせでん沿線の新たな魅力を生み出していく「ローカルプロジェクト」が誕生し、わたし達トヨノノレポーターがイベントレポートを寄稿させて頂きました!全部で12のイベントが開催され、前回の記事では前編として6つのイベントを紹介。今回の記事では、残る6つのイベントをレポーターが寄稿した記事と併せて紹介していきます!
キッズワークin里山
里山で、しめ縄づくり、干し柿づくり、竹箸づくり、棒パンなど、親子向けのワークショップなどのお仕事体験ができるイベント。体験に参加するともらえる「イベント通貨」は、同時開催の「のせマルシェ」で利用できるので、お仕事で得た対価をその場で実感できます。お仕事体験からお買い物体験までたっぷりと能勢を堪能できます。
記事ではたくさんあるワークショップの中から、竹箸作りとしめ縄作りを体験した様子がレポートされています。親子が真剣に作業している様子から、作り終えた後の達成感に満ち溢れた笑顔に、出来上がるまで一緒になって思わず応援してしまいます。自分で体験してやってみるという時間が、親子の信頼感を高めてくれるかもしれないですね。
【地域プロジェクト】「能勢かほる キッズワークin里山~里山でお仕事、手作り、腹いっぱい~」体験レポート
東郷地域おみせづくりプロジェクト
お店は地域にとってモノの価値や社会のルール・モラルを学ばなくてはならない学習の場であり、大切な情報交換の場所です。地域に一軒でもお店が増えることを願い、地元食材を使った加工品のお店に加えて、能勢に関心があるこだわりのお店が集結する「のせマルシェ」。北摂の人気店やカフェ、クラフト品なども勢揃いの他、能勢町在住の講師によるワークショップも楽しめます。
たっぷりの写真には、マルシェならではの温かみ溢れる人の笑顔がたくさん!能勢の素敵な店舗の秘訣は、魅力的な人が生み出しているのですね。可愛い雑貨に美味しい料理、素敵な店主。この記事を見ていたら能勢に思わず訪れたくなります。こんなに魅力的な能勢が隣町なんて!車ですぐに遊びにいけるのも豊能町の特権ですね。
【地域プロジェクト】「能勢かほるーのせマルシェ」開催レポート
未来のBeekeeper(養蜂家)プロジェクト
未来のBeekeeperを探すと同時に、採れたハチミツの販路開拓、ハチミツや蜜蝋を原料とする商品開発などを行うプロジェクト。蜜蝋ろうそくや蜜蝋ラップ、蜜蝋ワックスなど、蜜蝋を使った商品づくりワークショップを開催します。
能勢界隈では有名な養蜂家の和田さん。そのキラキラと輝く蜂蜜を有効的に使って、様々な商品へと変身していきます。親子でワークショップを楽しむ様子や女性がつい目を惹かれるような可愛い蜜蝋ラップの作り方など、実際にワークショップを受けている気になれるレポートです。
【地域プロジェクト】 能勢かほるー蜜蝋を使った商品づくりワークショップ体験レポート
能勢ブリュワリー創設プロジェクト
地域の皆さんと地元の資源を有効活用しながら、ビールを醸造し、楽しむ文化を育むプロジェクト。麦やホップや水を地元産で賄うための仕組みを作り、能勢の環境を活かし、地産品に携わる人たちとともにビール作りを行い、シェアブルワリーとしての役割を担います。地元にある素晴らしい文化・歴史を地域観光資源化し、国内外を問わないビールがつなぐ縁を、宿泊や飲食を通して体感できる場づくりを展開していきます。
今回のイベントは、ビールにとってとても大切な原料である麦を使い、焙煎から始めて麦茶を作り、その麦茶でお茶漬けを食べるという参加型ワークショップ。最初は真っ白だった麦が焙煎を通して香ばしく茶色になっていく様子がとても面白いです。能勢の綺麗な水と麦を使って、近い未来には地ビールが出来上がるなんて夢のようなプロジェクトですね!
【地域プロジェクト】野間の大ケヤキと星空を楽しむ、ホット麦茶とお茶漬けの会 開催レポート
tocotocoマルシェ
のせでん沿線の一市三町(川西市・猪名川町・能勢町・豊能町)の人と人、それぞれの想いをつなぐマルシェを開催。この地域で暮らすことを楽しみ、まだ知らない地産商品や作家のプロダクトを多くの知ってもらいたいと企画されたこのマルシェ。のせでんアートラインの最終日に開催されました。
この日の出店者は全部で14ブース。皆さん、普段から川西能勢口や日生中央、能勢町、豊能町の各所で出店されている方々で、しっかりとした横のつながりも感じられます。自分の住んでいる町だけではなく、同じ生活圏にある北摂地域全体でまちを思い、ひととまちをつなげたいというコンセプトの、ふんわりとあたたかいマルシェの様子がレポートから伝わってきます。
豊能町で暮らす女性の“生き方”応援プロジェクト
「自分らしさ診断」は、その時の自分らしくなれない原因を探ることで自分らしさをアップさせるためのプログラム。自分の今の状態に気づくことで、笑顔と元気を取り戻します。豊能町の女性活躍支援事業「とよのわたし研究室」から生まれた市民団体。2019年は豊能町の町内のイベントで開催するほか、地域団体や教育、福祉機関などとも連携しながら、300人の町民へのプログラム実施を目指すプロジェクトです。
のせでんアートラインのフィナーレを飾るローカルプロジェクト「tocotocoマルシェ」へのブース出店されていました。市民団体へと新しくスタートしたばかりの皆さんがブースから手作りされていました。実際に「自分らしさ診断」をしてみた私と来場者の方の様子もレポートしています。イキイキと出店を楽しんでおられる「とよのわたし研究室」の皆さんの笑顔も印象的でした。
【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート
最後に
のせでんで繋ぐ人と人との関わり、そして夢。他の電車に比べると、とてものんびりだけど、ゆっくりと進んでいくことで気づくこともあるかもしれません。ここで紹介した地域プロジェクトも、住んでいる町の枠を越えてじわじわと広がりながら道を切り拓いていくのではないでしょうか。これからののせでん沿線地域の未来が楽しみです。