光ケ谷トンボ池は、能勢電車妙見口駅より妙見山ハイキングコースの天台・光明山、また、青貝山コース方面で、南東の方向に徒歩で約40~50分の所に有ります。今はエドヒガンは落葉し、だんだん秋が深くなりつつ有り、トンボ池(ビオソープ)はボランティア活動のおかげで、年々綺麗くなり、夏にはトンボも沢山飛んでいます。この時期、行って見ますと蝶々が数種類飛んでいて、国内では約240種類の蝶々がいる中、この豊能町、能勢町、猪名川町、川西市地区では、以前は約70種類の蝶々がいましたが、残念ながら現在は減少傾向にあります。初谷の「オオムラサキ」(準絶滅危惧種)は健在で、「ギフチョウ」(絶滅危惧種)は絶滅したと言われています。光ケ谷はまだまだ蝶々は飛来しております。今後も健在であるように願います。保護のため多くの動植物の採取は止めましょう。
トンボ池入口
アサギマダラ(タテハチョウ科):フジバカマ(キク科)にとまり、食草している。越冬は海岸付近の照葉樹林。春は北方へ移動し、夏は山地の樹林に滞在・発生・頂上付近に集まる。秋には南下する。生息状況・保全は比較的安定している。減少傾向は見られない。各地で長距離移動(2,000km以上飛んだ記録もある)に関するマーキング調査が実施されている。写真の蝶々も「カミゴウ」のマーキングがあり、兵庫県の上郷であれば直線距離で約90km飛来して来たことなります。この蝶々は約4~5日の滞在で、また、何処かに飛んでいき、何れは沖縄、台湾方面に飛んでいくようです。
近寄っても逃げない。
クロアゲハチョウ(アゲハチョウ科):都市部でも普通に見られる
ツマグロヒョウモン♀(タテハチョウ科):分布が北方に拡大している。特にパンジーの植栽に伴って都市部に多い。
テングチョウ(タテハチョウ科):生息環境は平地~山地の広葉樹林。森林では、河川や渓流、林緑部など食草の多い場所が好まれる。
茶の木の花
ホウノキ(モクレン科)落葉高木:丘陵や山地に自生し、葉と花は、日本の樹木中でも最も大きい。落葉は他の樹木より早い。
ホウノキの落葉。葉に味噌をのせて炭火で焼く朴葉(ほうば)味噌は岐阜県高山の名物として知られている。