初谷渓谷の地層は1985年「超丹波帯」と名付けられた。主に泥岩と砂岩から出来ている。この地層は箕面市や能勢町から高槻市のあたりにも飛び地の様に分布している。また、古生代ペルム紀(2億9900万年前~2億5100万年前)から中生代三畳紀(2億5190万年から始まり2億130万年前まで)にかけて出来ていたことがわかった。石が多く崩れやすく最近は大きな台風、集中豪雨により倒木、落石がおちらこちらに発生しているので気をつけて下さい。
超丹波帯:柔らかく崩れやすい。
吉川には、多田銀銅山の鉱脈が広がっており、桜谷鉱山、金尾鉱山、狸山鉱山、花織鉱山、天狗鉱山などがあり、銅のほか銀や亜鉛が出た記録が有ります。妙見山から上杉尾根、初谷川流域には、山師と言われる人たちが一獲千金を夢見て、鉱区を探していたため、この様な試掘穴が数か所確認されています。
水辺の楽校:平成27年7月より平成29年7月まで毎年一回、初谷川で、小学生を中心に地元の児童および近隣の児童の約80名を募集し、水生生物、水質検査等を実体験しながら、専門の先生方に教えて頂いた意義ある活動であった。
大きくなったとき、初谷川の今日の楽しかった事を思い出して、帰ってきてください。
初谷渓谷の晩秋、紅葉:初谷には約420種類もの植物があり、杉、檜林もあるが、里山としての名残りがあり、紅葉がすばらしい。
光線により綺麗なエメラルドグリーン色に輝く箇所がある
五八寸伝説:緊急通報ポイントNo,3とNo,4の所の砂防ダムの前に看板が設置している。
初谷渓谷憩いの場:2017年、第三回目の「のせでんアートライン・里山の楽校芸術祭2017」が開催されているときに、以前から吉川地区の思いとして「少子高齢化、人口減少の中で出来ることは何か」考えていた。交流人口を増やすことが利便性の確保につながり、希少生物との共生が自然環境を守ることになる。初谷渓谷はそれらを十分満たし、里山として魅力的な自然環境が残っている。当時の吉川自治会(前向井勝会長)は池田土木事務所の呼びかけもあり、大阪ミュージアムに「初谷渓谷整備資金を申請し、窓口として豊能町、自己負担金拠出支援の能勢電鉄、また、多くの無償ボランティアの人達よって、平成29年11月13日より平成30年3月31日まで約4月半のかけて、このモニュメントが完成した。今では初谷渓谷に来られる多くの人々に愛されるようになっている。
作者の鈴木貴博氏:この作品のテーマは「我々はどこから来て、どこえ向かっているのか」である。初谷川のせせらぎを聞きながら森にたたずみ、この星の歴史を感じ、未来を想像してもらう為に、この空間が生まれた。「あしあと」は様々なものが時代とともに変化し続けるこの世界に、人間が存在したという痕跡「あしあと」を残す。「タマゴとキバ」地球には様々な生まれ、繁栄し、衰退しいったという歴史がある。「タマゴ」と「キバ」は繰り返される「生」と「死」の象徴を表現している。
最初だけミニショベルで掘ってもらい、あとは多くの人によって、石は山や川から運んで、スコップやつるはしで掘り、手作りで完成した。
延べ人数約260名のボランティアの人達で作りました。
ただ今、休憩中!
初谷渓谷の野鳥は一年を通じて95種類の野鳥が確認されている。
写真はトヨノレポーター2期生 ykway9氏より提供。
人気のある野鳥「オオルリ」が飛来して来ている時期は(5、6月ごろ)、野鳥ファンの写真撮影、双眼鏡での鑑賞の人が多く来られている。
主な初谷渓谷の生き物:哺乳類、昆虫等
緊急連絡ポイントNo,17~No,20の右手の杉林(リスの森)で遭遇する。
11月下旬ごろから落葉が始まり、ハイキングコースには葉っぱが沢山積もり、
歩くとガサガサと音を立て、まるで絨毯の上を歩いているようで心地が良い。
初谷渓谷の雪景色
初谷橋付近
清流と緑の初谷渓谷の前回の①部、今回の②部を見ていただきありがとうございます。ご満足して頂いたでしょうか?四季を通じて多彩な表情があります。
身近な自然で安らぎをきっと与えてくれると思いまので、ぜひ、一度お越しください。次回は初谷渓谷の野草、樹木を掲載しますので、楽しみして下さい。
よろしくお願い致します。
2 comments
四季折々の初谷渓谷の写真、どれも素晴らしい! 夏、秋、冬の自然を満喫いたしました\(^o^)/
また、さりげなく置かれているふうに見える『タマゴとキバ』のアート作品が生まれた背景秘話?に、ちょっと感動しました。まだ行ったことがないので、ぜひ行ってたいと思います。
野草と樹木も、楽しみにしています!!(#^.^#)
是非行ってください。7下旬にNo,3過ぎたところに「キツネノカミソリ」が群生します。
オレンジ色で綺麗な花です。よろしくおねがいします。