日本列島上空に高気圧がはりつき、夏の様な気候の中、東地区(余野、切畑、牧、寺田)の自然、また、歴史を再認識しながら車をとめながら、散策して来ました。豊能町の町の花であります「和タンポポ」(表紙の花)は、年々減少傾向に有りますが、牧、寺田地区には「西洋タンポポ」に負けずたくさん咲いていました。
ツクシの群生(切畑地区):シダ植物で、一般的には栄養茎をスギナ、胞子茎をツクシと呼び分ける。ツクシは味付けして、卵とじで食べると美味しいです。
余野十三仏(余野地区):高さ1.2m、幅1m、厚さ30cm。室町末期、永禄7年(1564)の造立で、豊能町の代表的な7基の摩崖仏の一つで、一番古く建立されている。主尊は宝冠をつけ何仏か不明である。両脇侍は合掌の地蔵菩薩立像である。道清が本願となって後生安泰を願って建立されと思われる。
鴻応山:高さ678.9m、豊能町で一番高い山。落葉樹は今から新芽をだして、葉っぱをつけ、山全体があと1ケ月もしたら緑色になることでしょう。田んぼでは、これから米作りの準備が始まります。山の向う側は京都府亀岡市になります。
イチリンソウ(キンボウゲ科)牧地区:田んぼの畔には、たくさん白い小さな花が咲いていました。
ショウジョウバカマ(シュロソウ科)牧地区:「猩々(しょうじょう)」とは、赤毛・赤ら顔をした中国の伝説の動物で、花を猩々の頭に、ロゼット状に広がる葉を袴に見立てたと言う説があります。春を告げる花とも言われています。この花は牧地区では保護植物にされていますので、盗掘はしない様にしてください。
大歳神社(寺田地区):創建は嘉祥3年(850)。祭神は稲田姫命、大己貴命、大山咋命。牧地区にも太歳神社があります。牧地区にも太歳神社があります。
大歳神社 竈:湯立神事の時に、この竈で湯を沸かし、笹をこの窯の湯につけ、振りまき、無病息災、厄除けを祷ります。
榧(かや)の木(寺田):この木は町の保護樹、井上さん宅の邸内にあり、樹齢300年以上と言われています。石垣から3つの大きな幹が張り出した樹形で、見事な景観です。
田園風景(寺田地区):きれいな菜の花が咲いています。田んぼを耕し、米作りのの準備が始まっているようです。
1 comment
春の里山の風景に見とれました\(^o^)/
豊能町の東地区では、つくしは当たり前に出会える普通の山菜?なのですね。
私にとっては、幼いころ両親や祖母と摘んで、卵とじにしていただいた、想い出のもの……
そんな町で、こんな風景に囲まれて暮らせる幸せを感じます(#^.^#)