オオキツネノカミソリ(ヒガンバナ科):毎年初谷渓谷で咲き、今年も7月12日、1輪開花しました。キツネノカミソリより雄しべが花から大きく飛び出します。葉は早春から伸びはじめ、初夏には枯れ始める。これから花径を立て(約50cm)3~5個のオレンジ色の花をつける。花被片は6枚でヒガンバナより反らない。葉の形がカミソリに似て、花がきつね色に似ているのでこの名前がついたようです。命名は牧野富太郎博士、見ごろは7月25日ごろより8月初旬です。
場所:能勢電妙見口駅より、1.2km徒歩にて約30~40分、河原に鹿よけのネットを張った中に咲いています。妙見山ハイキングコースの初谷渓谷コースの途中です。熱中症に気をつけて下さい。水分はこまめにとりましょう。
今年、一番に開花した花です(7月12日)。
花芽、高さ約40cmぐらいです。
今年(3月)も鹿の侵入を防止するためネットを張りました。これにより鹿の侵入はありませんでした。
4月、順調に葉が成長しました。初夏にこの葉は枯れました。
鹿に食べられた葉。このように葉を食べられると夏には花径が生えて来ません。平成31年(2019)より、鹿の獣害により群生していましたが、絶滅寸前になりました。
最高時の群生(2017年):初谷渓谷のあちこちの法面にはこの様に見事に咲いていました。将来にわたり絶滅することなく守って行きたいものです。