寒い日が続きますが、もし、晴れたら、空を見上げてみましょう。
ベランダでもお庭でも、遠くへ行かなくても、ちょっと空が広く見えるところで。暖かくして、ちょこっとだけ。
何億kmもかなたの2つの惑星が、ただ、たまたま、近くに見えているというだけのことなんですが(笑)、でも、とってもきれいで、かわいいです(#^.^#)
日の入りは午後5時前(おっと!今日は冬至ですね)。日が沈んでしばらくすると、見えてきます。西の空です。


カメラで少し拡大してみましょう。双眼鏡があれば、ちょうどこんな感じかな。

上の、ちょっと楕円形に見える方が、土星です。シャッタースピードの加減で、輪は識別できませんが、形がおもしろいです。
下の明るい方が、木星です。この時は4つのガリレオ衛星が全部片方にならんでいて、これもかわいいです。
解像度はよくありませんが、少し拡大してみます。土星の右下に、衛星の1つタイタンも見えています。

木星の衛星が5つあるように見えますが、最遠の1つはたまたま近くに見えている恒星のようです。
小さな望遠鏡を使ってのぞいてみます。もう少しはっきり見えるでしょう…。

下弦前のお月様もきれいでしたので、望遠鏡を出したついでに撮っておきました。

取り急ぎのレポートです☆
木星と土星は今が最接近。まだしばらくは、日の入り後の西の空低くに、明るく見えますが、2つの惑星はこれから少しずつ離れていきます。そして、もうすぐ、太陽の向こう側へまわると、しばらくは会えなくなりますが、また、来年、暖かくなってくれば見えてくることでしょう☆
暖かくして、風邪を引かないようにして、ぜひぜひ、宵空のひそやかなランデブーをご覧くださいヽ(^o^)丿
投稿をご覧下さってありがとうございました(#^.^#)
【追記:本投稿をアップした当日、12月21日の宵空の写真もご覧ください】

20日宵の写真と比べると、さらに土星と木星が近づいたのがわかります☆
もう少しシャッタースピードを速くすれば、木星の縞模様や土星の環の様子も少しはわかるように写ると思うのですが、そうすると今度はガリレオ衛星が写らなくなってしまうので…写真撮影って、難しいですね(^^;)。
ちなみに、この時も、ガリレオ衛星が5つあるように見えますが、1つは遠くの恒星だと思われます(#^.^#)
天文台(鳥取市さじアストロパークさん)の情報によると、木星までは約9億km、土星までは約16億km。(地球=太陽は約1.5憶km) 約400年前にも2惑星が見かけ上これくらい接近したようですが、太陽に近かったためおそらく実際は観望できなかったのではないか…ということでした。空間・時間ともに、スケールがでかい!ですね(笑)。
天文ファンの間でも…いや、天文ファンならずとも、多くの人々に話題になっている、このとても珍しく、素敵な出来事、ぜひ、この豊能町でも、あなたの目でご覧になってください☆ 見上げる夜空は《宇宙》です!