我が隣町の能勢町野間稲地に有ります(能勢電車妙見口より車で約15分ぐらい、徒歩で45~60分ぐらい)、国指定天然記念物の「野間の大けやき」に今年も「アオバズク」が6月初旬ごろに営巣し、4~5日前に3羽生まれた雛が営巣木に出てきました。
このオオケヤキは、国指定の天然記念物で、もと「蟻無宮(ありなしのみや)」という神社の境内で、この樹はご神体ともいうべき神木であったと思われる。この神社の境内にある土を持って帰って、家の庭などに撒いておくと、蟻が来ないとの言い伝えがあります。樹齢1000年以上、幹周り約14m、直径約4m、高さ30m、枝張り南北
38m、東西42m、社寺が所有するケヤキでは日本一の大きさです。
今年の春には、コロナの関係で入場禁止でしたが、フクロウが営巣し2羽の雛が生まれたそうです。
今年、生まれた雛3羽です。まだ、胸には産毛が残っています。もうすぐ、この樹から飛び立ち、この近辺の山々で、これから成長して行くために、親鳥から餌の捕り方等を教えられ、9月下旬までに、長距離を飛べるようになると東南アジアのどこかの国に南下して、越冬します。
アオバズ♀(フクロウ科):約25日間の抱卵が終わり(抱卵中は巣から出て来ず、餌はオスが運んできます)雛が孵ったので巣から出てきました。メスはオスより大きく全長30cm、羽を広げると70cmぐらいです。
アオバズク♂:夜行性で、メスが抱卵中は、ずっと側にいて、見守っていて、メスに餌を与えます(人間社会と同様かも?)。食性は動物食で、セミ、カブトムシ、小型の鳥や、ネズミなど小型の哺乳類です。