初谷渓谷を久しぶりに気温10℃、水温6℃の中散策しました。初谷渓谷はこの時期には落葉樹が多く、幹だけの樹木の木立が見られ、川の形状、また、むき出しになった地質等が見られ初谷の全体像が良く分かります。動植物はまだまだ冬の眠りから目覚めていません。冬鳥のさえずりが聞こえるが、まだまだ少ないような気がします。樹木の春芽は少し出ているぐらいで、また、川の水量が大変少なくなっています。樹木、特に落葉樹、この時期に枝ぶりや樹皮を覚えていて、葉っぱが出て来た時に,専門家、先輩諸氏に教えて頂いたり、また、図鑑と照らし合わせながら樹木名を覚えたのを思い出します。まだまだ、初谷渓谷にあると言われている420種類は覚えられません。ハイキングコース道にはイノシシが食事のため(主にミミズを食べる)掘った穴があちらこちらにありました。イノシシは夜行性で日中はめったに遭遇しません。この日は、ボーイ・ガールスカートのマナーの良いグループが40~50名ぐらいが来られ、その他、ピクニックを楽しまれいる方々も来られていました。途中、妙見山ハイキングに行かれる方が30~40名とすれ違い「こんにちわ、気をつけて下さい」と声を掛けあいました。
初谷渓谷の入り口のコミナミ堰。水量が少ないのが良く分かります。従来なら、堰が見えないくらい水が流れています。ここの水量を見て、初谷川全体の水量の多い、少ないかが判断できます。
No,2付近:この辺りは水がすっかり枯れ、水路跡だけが残っている。この河原はBBQするのに人気のある場所です。
ミツマタ(ジンチョウゲ科):春の準備をしています。
イワヒメワラビ(コバノイシガクマ科)シダ植物:超丹波帯の地層の泥岩、砂岩のすき間から成長している。
ボーイ・ガールスカートのグループ。初谷渓谷にはこの様なグループが昔から多く来られ、この自然の中で多くのマナー及び多様性を学ばれています。大人になってからも懐かしく来訪される方々も多く、当時の学んだ経験を活かし、他人のゴミがあれば持って帰られ、きれいに清掃をして帰られます。
簡易トイレも準備されています。
ヤブツバキ:この時期、花が咲く樹木はすくないですが、唯一、シベは黄色く赤い綺麗な花を咲かせているので、この花を見かけると、もう一か月後ぐらいには、他の樹木の春芽が成長してくるので春を感じるようになります。今年のヤブツバキは小振りです。
ヤマコウバシ(クスノキ科):ちょうど受験時期で、この木の葉っぱ、3月中は落葉せず(落ちないこと)、暖かくなってくる4月ごろに落葉するので、お守り代わりになります。
憩いの場のキバとタマゴ。ベンチとして休憩されたり、子供さんに人気のあるオブジェです。
ミツマタ:No,8の所の初谷川を渡り山を登っていくと、左右の山肌にミツマタが200~300本ぐらい咲いているのを昨年みつけました。現在花芽をつけていました。行かれる場合は足下に気をつけて下さい。