15日午後5時より、高山コミニティーセンターグランドで、昨日降った雪も解け、無病息災、五穀豊穣、家内安全を祈り、また、今年は多くの人が祈るのは新型コロナの一刻も早い収束でしょう。迫力のある高さ15m以上も燃え上がるお焚火「どんと焼き」が行われました。「どんど焼き」「鬼火焼き」と場所によって呼び名はさまざまです。平安時代、小正月にあたる15日に宮中で行われた祭り「左義長」がルーツのようです。
火付け:竹を組み、真ん中より下に藁を巻いた中に、各家庭が正月に飾っていたお飾りも入れて燃やします。因みに、正月のお飾りはいつまで飾ったら良いかですが、関西地方は元旦から15日まで、関東地方は7日までに、元旦から4日間や10日間にしているところもあり、地域によりさまざまです。正月には年神様という新年の神様が各家庭に下りてくると言われています。正月のお飾りを家の内外に飾るのは、年神様が下りてくる目印でなく、その年の幸運を授けてもらう為です。元旦に迎えた年神様がいるとされる期間を「松の内」と言い、松の内が明けるとと「松が取れる」といいます。お正月の飾りは、この松の内の間に飾っておき、最後の日に取りはらいます。最近の傾向では「七草がゆ」を食べるとされる7日までが一般的になって来てるようです。ちなみに、お供えしていた鏡餅は1月11日に下げる行事で「鏡開き」の日と言われています。。
高山右近・志野夫婦がじっと見守っている中、火をつけました。ときどき竹が破裂しパーン、パンとビックリすような大きな音が鳴ります。火は月まで届くような勢いで登って行きます。
お焚火は最高潮に燃え上がります。日本では昔から火を焚くことは、魔除け、清浄の世界を回復するための大切な行事です。どんとの火にあたれば病気にならない、この火で焼いた餅や団子を食べると、無病息災でその年を元気で過ごせると言われています。
今年の恵方で有ります「北北西」にどんとを倒します。
残った火を縄などに火をつけ、無病息災、家内安全のため自分の家に持ち帰り家の前等において置く。
古札やお飾りは処理できない場合は、他のゴミと分ける配慮を持って、塩で清めて、半紙など白い紙で包んで捨てると良いでしょう。
高山右近・志野夫婦も高山地区の人達、豊能町の人達、全国の高山右近を尊敬されている方々を、天国から見守って頂いていると思います。これを機会に、この歴史・伝統ある、迫力のある高山地区の「どんと焼き」を大勢の方が見に行かれることを願います。