初めて訪れた街なのに
『あれ、この風景みたことあるな』と思うことはありませんか?
あるいは、見慣れた景色なのに、突然『前に暮らしてた、あの場所の、あの時の感じ!』
EMMA Coffee(エマ・コーヒー)さんのカプチーノを飲みながら、大きなガラス窓を眺めていると、かつて暮らしていたニューヨークやブルックリンを思い出しちゃうから、不思議なんですね。まだ、おしゃれな人気スポットが徐々に倉庫街に広がり、変容する過渡期の通りの風景を。
(…それは、カッコつけ過ぎ⁉︎…いえいえ、それは本当の話。
店主の中西さんが少しづつ、デザイナーさんと相談しながら、ご自分で作り上げたというコーヒーショップ、
修行を積んだカナダのマスターは、映画の大道具さんの顔をもつクリエーターだったそうです。)
ペパーミントグリーンのペンキが錆びついたコンテナ、ガラスに貼られたアルファベット、大戦前からある古いショップにあるようなステンドグラス、時々走る年代モノのクルマやバイク…。
里山に向かってフレーミングされたこんな景色が、ローカルなまちの風景を異国の街の記憶に結びつける理由なのかもしれません。
ピカピカのイタリア製のコーヒーマシーンの向こう、煉瓦の壁を眺めていると、思い出すのブルックリン橋の向こうのカフェ。川のこちらのマンハッタン喧騒とは違う、ゆっくりとした街の時間が流れる通り。
当時自分が見たダウンタウンやソーホー地区を想い、ノスタルジックな気分にさせるのは、そのショップのデザインだけでなく、お店に置いてある趣味の良い海外のトラベル雑誌であったり、ポートランドの街づくりを特集した書籍であったり・・・。
ウェブも便利だけど、紙に印刷されたざらっとした風合いの雑誌をめくるだけで、楽しいんですね。
やはり、中西さんもコーヒーの味だけでなく、シーンづくりのプロの技も伝承されている!
私が、外国の街を思い浮かべてしまうということをお伝えすると、中西さんは、世界各地を旅したタイ人の留学生の常連さんからも、外国に例えられたことがあると教えてくれました。
『北欧のデンマークの街にそっくり・・冬の寒さとか、ちょっとじめっとした感じ』…
ふむふむ、やはり、この店、このまちには、そんな、見え方を許容するふところの深さというか、想像の余白の魅力があるのですね。
グローバルブランドでなくても、グローバルな気分にしてくれる魅力あるローカルコーヒーショップ。
今度は自転車で地球を旅する素敵なカップルのトークライブがあるそうです。お出かけされてみてはいかがしょう。
《6/30sat.地球をつなぐ自転車旅 トークライブ at EMMA COFFEE》
https://www.cyclesports.jp/depot/detail/98362
(EMMA COFFEE 豊能町余野172−5)
2 comments
落ち着いた素敵な雰囲気のカフェレストランですね!
ひょっとして、スーパーだいやすさんの向かい側に見えた、あの素敵な建物でしょうか?
レポを読んで、だいやすさんを初めて訪れた時に駐車場から見かけて、気になっていました☆
ぜひとも、行ってみたいですヽ(^o^)丿 (徒歩圏内にあるともっといいのになぁ・・・(^_^;))
>とよレポミホさん
コメントありがとうございます。はい。スーパーのお向かいですね。カプチーノとこだわりのサンドイッチがおススメ。サイクリストも沢山来られています。