2020年3月頭、大阪府内の学校が一斉臨時休校。畳み掛けるように4月には緊急事態宣言が発令され、ここ豊能町も例外なく自粛生活がスタートしました。
春休みもぶっ通しの休校・休園、おとなも子どもも本当に大変でしたね……(しみじみ)。永遠とも思えたあの3ヶ月間、ついこないだのことなのに、その一方でもうずいぶんと遠い昔のような気もする、なんとも不思議で稀有な時間でした。
決して毎日がこんな風にキラキラと過ごせたわけではないですけども、よくがんばったよね、わたしたち。とストレスフルな自粛生活を乗り越えた自分、そして同じ境遇の同志たちへ慰労の意をこめて、どのように過ごしたかを振り返ってみたいと思います。
住宅地裏に自生する「サルトリイバラ」でかしわ餅づくり
季節はちょうど子供の日。すぐそばに暮らす母が、「サルトリイバラでかしわ餅が作れるらしいよ。山で葉っぱを探して一緒に実験してみない?」と誘ってくれました。
さすが私のお母さん、わたしが好きそうなことをよくご存知で。
こちらがサルトリイバラ。漢字で書くと猿捕茨。絡まりやすいツルとまばらなトゲを持ち、サルトリイバラが生い茂ったところは猿でも逃げられずに人間に簡単につかまってしまう、という意味でつけられたとか。
(参考:庭木図鑑植木ペディア)
別名でサンキライ、ガンタチイバラ、コバンノキなどと呼ばれます。
だんご粉を熱いうちにこねてこねて。料理上手なおばあちゃんと一緒に子ども達もクッキング。
蒸したてのほんのりあたたかい柏餅は、とても優しく美味しかったです。若葉だったため、とても柔らかでクセもなく、葉っぱごと食べられました。
どこでもピクニック
毎日延々と繰り返す、朝食・昼飯・晩飯──。
本来楽しみなはずのご飯も、遊びや勉学もしくは労働という存在があってこそのものなんですね……。そして、給食のありがたみを痛感しました。
昼食をスペシャルなものにしたい。町内から出ずに。
子どもら2人と私のおしりが乗るだけの小さなレジャーシートを持って、町のピクニックポイントをさがす「どこでもピクニック」を企画しました。
注目していただきたいのは、お弁当はスーパーで買った惣菜とおにぎりなところ。ここで手作り弁当でないあたりが、無理してなくっていいでしょ?(笑)
ケンカ勃発3秒前の姉弟にチラッと目をやり、よし!いくか!と思いつきで決行できる「どこでもピクニック」。普段でも使えそうです。
「どこでもピクニック」初心者でも挑戦しやすいのは、ベンチも併設された妙見口駅近くのこちら。ランチ中に5回もゆっくり走るのせでんを眺められてサイコー!
うぐいすのうーちゃんと対話
風呂あがりのオムツ姿でベランダへ繰り出し、ウグイスと交信する子。
家のすぐそばで野鳥がさえずる良環境なので、ぐずる度に「あ。うーちゃんが見てるんじゃない?」などと調子良く野鳥に育児参加してもらっていました。
レジャー感満載の日常ドライブ
日常生活を送る上でのドライブルートが山間部。目的は単なる買い出しなのに、少しひんやりとした山々の空気と木漏れ日を浴びながらのドライブが、ささくれた気分になってしまった時のリフレッシュに最適で。
爽快ドライブに助けられるたび「ここに住んでてよかったよなぁ」と夫婦で同じセリフを繰り返しているのでした。
以上、豊能という環境に助けられた例を振り返ってみました。
この他にも「こんな過ごし方をしたよ!」という豊能らしいアイデアやエピソードがありましたらぜひ教えてください🙂
1 comment
憂鬱かつストレスフルを乗り越えて!なんて素敵で楽しい『自粛ライフ』☆
本当に、この町は、身近な自然の中で楽しさを見つけられる場所ですね。
サルトリイバラの若葉を使って作られた柏餅の、おいしそうなこと!♡ お母様に弟子入りしたいです(#^.^#)
妙見口手前のベンチスポット、電車もよく見えて素敵な風景‥‥私もお気に入りの場所です☆(手前にある畑の木の柵に、不思議な植物が生えてませんでしたか?たぶんコアカミゴケ・・・ここでしか見たことがありません(笑))
ウグイスと交信できるうーちゃん、すごいです♡ 確かに、「ホ~~ホケキョ」は、「ウ~~チャン」とか「ン~~ソコヤロウ」に聞こえますね!新しい聞きなし、楽しいですヽ(^o^)丿 うーちゃん、ホトトギスとはどんな会話をするのかな?(#^.^#)