一万年前の氷河期から続く原生林です。通常、寒い地域で育つ木で近畿地方の様な温暖な所、また、標高1,000m級の高い山で生育しているが、妙見山のブナ林は標高660mと低い場所で生育しています。また、北摂地区ではここだけです。天然記念物として昭和58年に大阪府、平成28年に川西市に指定されています。大阪府側に150本、川西市側に7本あります。このブナ林が存続しているのは、戦後すぐには、ブナは材木としての需要が多く、近辺の山々のブナは伐採しましたが、神社の所有地であり、ご神木とし伐採しなかったので現存している貴重な森です。現在、妙見山及び能勢妙見山ブナ守の会によって守られています。普段は入ることは出来ません。
ブナの葉っぱとどんぐり種。種はソバの種とよく似ている。種は毎年、落下するが量は多い時、少ない時があるらしいです。1000個落ちても育つのは2本ぐらいらしいです。その間、鹿の食害にあったりするのでネットを張った中で苦労して育てられています。
ムササビの巣穴のあと、10年前ぐらいには来ていたが今は来ていないらしいです。
妙見山々上からの眺望。手前より豊能町、池田市(左)川西市、宝塚市、伊丹市、尼崎市、西宮市、芦屋市市街地。右側の一番高い山は六甲山、その向こう側にかすかに淡路島が見えます。正面の海は大阪湾で、天気の良い日には紀淡海峡が見えます。