志野さんは高山右近の奥さん。
余野城黒田氏の娘として
豊能町、余野の地に生まれました。
高山右近は有名だけれど
志野さんを扱った書籍はあまり無いようで、
どんな人物だったのかよく分からない。
おしとやかだったのか、お転婆だったのか。
どんな想いをもって高山の地へ嫁いだのか。
分からないから
分かることに近づきたくて
志野さんが過ごしたであろう土地を歩いてみた。
志野さんの姿を追って。
まずは出生の地。
後ろの建物の雰囲気はちょっとびっくりなので、見ていただきたい。
私の勝手な志野さん像と、この雰囲気はミスマッチな気がする。
なんだか志野さんどころじゃなかった。
気をとりなおして
余野城跡地。
志野さんは、この竹林でかけっこしたのだろうか。
落ち葉で足をとられなかっただろうか。
続いて
余野城跡地付近の遊仙寺。
ひぃひぃ息が上がる坂を
志野さんは友人と歩いただろうか。
ここから目の前の山々を眺めただろうか。
志野さんの姿を追いかけて歩いた
志野さんゆかりの場所。
45分かけて
歩いて、歩いて、歩いて
追いついた姿は、志野さんではなく
幼い頃の「私」の姿だった。
ここでかけっこしたのも
山々を眺めたのも
「私」。
今では全く別の道を歩いている友人、
今はいない祖父や祖母の姿もみえた。
変わっていないようで
変わった景色。
志野さんの姿には、
「まだ」辿り着かなかったけれど、意外な郷愁に出会えた。
曲がりくねって、ただいま。
懐かしい想いを抱えながら
志野さんが嫁いだ高山へ向かいます。
「志野さんを追って in 高山」は別の記事にて!
1 comment
[…] 前回の記事 「志野さんの姿を追って」http://whitellama6.sakura.ne.jp/toyonono/archives/1459 […]