4日に吉川八幡神社で春大祭が盛大に行われました。
秋の収穫に対して、田畑の神に一年の五穀豊穣を祈念する祭りです。宮中では平安時代から行われている祭りです。この時期から初夏へと季節の移り変わりが激しく、疫病の流行する時期にあたり、疫病の靈を鎮め心身の健康を祈願します。雅かなご神楽、雅楽演奏等が行われました。
吉川八幡神社について:
源満仲(多田源氏)の4代後の源頼仲が1065~1069年に建てたもので、吉川地区の氏神様。祀られているのは応神天皇。元々高代寺が支配していたが、明治初期の神仏分離令により、高代寺から独立した。享保20年(1735)と嘉永5年(1852)の二度の火災にあい、社殿は安政3年(1857)に建て直されたものです。境内には町保護樹林のシイ(ツブラジイ)の木が多く茂っており、樹齢約400年と推定される。暖帯性のツブラジイはこの森が自生北限とされている。5月連休前後、新芽が出て来る頃、新花折れ街道から見ると、八幡神社の常緑樹の濃い色の緑の森と左の森は里山の面影が有り、新芽の薄い緑とのツートンカラーのバランスが青空のもとすばらしいです。
笛を吹きながら、太鼓をたたいて器用に演奏されている芳村宮司。国内ではただ一人しかおられないようです。
鬼退治の演舞
嘉永5年の火災の時に、この賽銭箱だけが焼けなかったそうです
御新馬いずめ