オオムラサキ蝶は1957年、国蝶と日本昆虫学会に定められタテハチョウ科の中で最大で美しく華麗で風格が有り、準絶滅危惧種にもなっている。一年一世代である。里山にふさわしい生き物で、以前はあちらこちら飛び回っていましたが、里山の崩壊により激減した。平成28年(2016)に、初谷川奥橋手前に飼育ゲージを作り、昔のように優雅に飛び回ってくれることを期待して、増殖に取り組んでいます。
生態を近くで見て頂く体験観察会も随時おこなっています。また、7月初旬には吉川小学校の児童と一緒に放蝶会を初谷川で行っています。
飼育ゲージ内:昨年、孵化した幼虫が、エノキに木の落葉した葉の裏で冬眠していて、暖かくなると木に登ってきて、芽吹きを待つ。今年はこのゲージには158頭(オオムラサキを数える時は頭を使う)入れています。何頭成蝶になるか、楽しみです。
暖かくなってきたので、木に登って来ました。体調は1.5~2cmぐらいで、保護色です。オオムラサキは背中の突起が4列ある。
ゴマダラ蝶の幼虫。背中の突起は3列です。
エノキはオオムラサキ、ゴマダラチョウ、ヒオドシチョウ、テングチョウの4種類の幼虫を育てる母なる木である。
昨年7月初旬、吉川小学校の児童の野外体験学習で、オオムラサキおよび初谷川の生態等を説明し、放蝶を実施しました。
2 comments
豊能町や能勢町は、知る人ぞ知る?蝶の里・・・と、聞いたことがあります。
オオムラサキ、美しいですね!
蛹で越冬するのかと思っていましたが、幼虫で冬を越すのですね。
たくさん育って、豊能の空を元気に飛び回ってほしいですヽ(^o^)丿
頑張ります。これから、羽化まで「カエル」を除去したり、「アブラムシ」(家庭いてるのはありません)の除去等紆余曲折あります。
長尾街道ですが、旧ダイエーの行かず、まだ真っすぐ行きます。1.6㎞ぐらいで能勢街道(R173)に出ます。大きな常夜燈があります。
そこが終点です。