豊能町版どうぶつの森？！人気美容室から始まる人と自然の町づくり【トヨノノ応援会】

こんにちは！トヨノノレポーターmushaです。

今回わたしは、トヨノノ応援会【とよ森さんぽ】について、取材に行ってまいりました。今すぐにでも参加したくなる、ワクワクがいっぱいのプロジェクト。その魅力をお伝えします！

【美容室「ティコとフラート」】

【とよ森さんぽ】を企画したのは、新光風台にある美容室「ティコとフラート」のオーナーで、2人のお子さんを持つママでもある小西ひとみさん。

もともとは、神奈川県横須賀市で美容室を営んでいた小西さん。2011年の東日本大震災をきっかけに、ご主人の地元・兵庫県川西市へ。その後、沖縄や淡路島など広範囲に渡り、実際に足を運びながら移住先の物件探しをされたそうです。そんな中、お知り合いの方にたまたま教えてもらった豊能町を直感的に気に入り、移住を決意。（←豊能町民として、なんだか嬉しい……♪（笑））

そして3年前、自宅兼美容室をオープンされました。

人気美容室ということもあって、多くの方が訪れるティコとフラートさん。お客様と接する中で小西さんが感じた豊能町の魅力。それが「とよ森さんぽ」として広がろうとしています。

【とよ森さんぽって？】

「とよ森さんぽ」と聞いて、「豊能町は自然が多いから、自然を楽しむイベントかな……？」「子供たち向けに、虫や動物、植物について探求するのかな……？」こんなイメージを思い浮かべた方もいるのではないでしょうか。私もそんな想像をしていました、インタビューをするまでは……（笑）

結論から言いますと、豊能町版「どうぶつの森」なのです！！この「とよ森さんぽ」、小西さんが注目したのは豊能の豊かな自然、もそうですが、一番は「人」なのです。仕事柄たくさんの方とお話をする中で、豊能町には物知りな方が多い印象を受けたそうです。専門知識や知恵を持っている方、楽しい事に積極的にチャレンジする方や素敵な趣味を持っている方など。小西さん自身も「聴いていてワクワクして楽しい♪」という、興味深いお話の数々。これは町の魅力であり、もっとたくさんの人に伝えていきたい、繋いでいきたい！そんな思いから人が主役となる「住人を含めた町づくり」ができるのではと考えたのです。

そこで、さまざまな分野に精通する方のマニアックな知識や知恵を、イベントや掲示板、地図などで発信することに。豊能町を細かくマニアックに楽しめるアイデアです♪

【マニアック地図】

「とよ森さんぽ」に欠かせないのが、豊能町の住人【=マニアック先生】です。実際にどんな方がいるの……？？

◆著名な海洋学者さん

◆植物や動物に詳しい方

◆一庫ダムもよく知る「ダム博士」の学生さん

◆趣味なのに本格的な鞄を作っちゃう方

◆麦わら帽子を麦から栽培して作っちゃう方

◆山で採取した自然素材でめちゃくちゃお洒落なリースを作っている方

◆鳴き声の聴き分けもできちゃう野鳥に詳しい方

◆秘密の山菜スポットを熟知している方

◆「森に優しい草花の採り方」といった自然を守るための知恵を持っている方

など、ここには書ききれないほどのマニアック先生がたくさん。

「豊能町に暮らす人たちが持つ、暮らしに役立つ知識や知恵を、子どもたちや若い人たちにも伝えたい。そうすれば、みんなが地元に愛着を持って、さらに素敵な町になると思うんです」と小西さん。

そういえば、本家の「どうぶつの森」も近所の人と話をしたり、お互いの好きなことや得意なことを教え合ったりしながら自分の町を作っていきますよね？そしてだんだんと自分が暮らす町に愛着が湧いて、大切にしたくなる。そんな所がリンクしているなぁ♪と、私もなんだかワクワク。

そして、マニアック先生は誰でもなれるのだそうです！みなさんが「あたりまえ」だと思っていることでも、他の方からすると知らない事だったり、何かのヒントになる事もしばしば。

例えば

◆綺麗な景色が見られるスポットを1つだけ知ってるよ

◆鹿の大群が道路を横断する時期を知ってるよ

◆1時間歩きたい時のお散歩ルート、30分でいい時のお散歩ルートを教えてあげるよ

◆歴史について詳しいよ

など、日常で何気なく使っているみなさんの「あたりまえ」知識。それが集まることでより一層このプロジェクトの深みが増すのです♪

【まずは地図づくりから】

コロナ禍で、人が集まるイベントは難しいのが現状ですが、小西さんがかねてから考えていた「豊能町のマニアック地図づくり」が始まろうとしています！

以前からお店で作家さんの作品を販売するなど、地域活性化につながる取り組みを行っていた小西さん。「マニアック地図は、お店の前を通った方に気軽に書き込んでもらえるように、外に設置したいと考えています」。

観光本やネット検索では載っていないような、マニアック情報を誰もが気軽に書き込む。そして、それを見た人が豊能町を細かく知り、季節に合わせて楽しむことができる。住人みんなで作り上げていく「豊能町マニアック地図」。これは私も是非書き込みたい！！笑

今の状況が落ち着いたら、マニアック先生をお招きしてたくさんの人に知識を伝えていくイベントも開催予定だそうです♪

【先生バッヂ】

また、誰でも気軽に参加できるアイデアも！

それが、「先生バッヂ」。

例えば、「野鳥に詳しい野鳥先生」「お散歩ルートに詳しいお散歩先生」「季節のお花に詳しいお花先生」などマニアック先生であることが一目で分かるバッヂを作るのです。

バッヂがあればイベント時だけではなく、日常の中でマニアック先生を見つける楽しみもできますね！お散歩やウォーキングを楽しむ人が多くいる豊能町だからこそできる、画期的なアイデアかもしれません♩

まだまだ計画の途中段階ではありますが、たくさんの人が気軽に楽しく参加できる素敵なアイデアは次々に出てきます。

このような取り組みで「専門知識を教えてほしい！」と依頼が県外から来たり、「豊能町ってなんだか面白い事してるね！」と評判が全国に広がったり。たくさんの人が豊能町に興味を持ち、足を運んでくれるようになってほしい、と小西さんは言います。

【インタビューを終えて】

小西さんのお話を聴いていて、わたしも「とよ森さんぽ」にぜひ参加したい！関わりたい！と思いました。

子どもたちや若い人たちにも知っていてほしい、大切にしてほしい知識。たくさんの知識や経験を得ることで、興味分野が更に広がり、可能性も広がる。そんな素敵なチャンスが人から人へ受け継がれる町を、一緒に作ることができたら素敵だなぁと思います。

わたしも大好きな豊能町が、子どもたちにとってもより誇れる場所になるのではと、期待が膨らみとてもワクワクしています！

「豊能町マニアック地図」が設置されたら、ぜひ皆さんも書き込みに行きましょう♪

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◆ このプロジェクトの連絡先

tickle&flirt《ティコとフラート》小西 ひとみさん
住所: 新光風台2-13-2

◆ SUPPORT – 応援おねがいします

お店の前にある地図を自由に書いたり、見たりしてください

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取材日・2021/02/10
文・撮影　宮田 佐也佳