関西身延無漏山真如寺(かんさいみのぶむろうざんしんにょじ)
(豊能郡能勢町地黄)
真如寺は大阪府下で唯一日蓮上人の御真骨を奉安している霊場です。
頼次公は、本能寺の変で明智方に加担したため豊臣家に領地を没収され、追われることになったが、のちに徳川家康公に少姓としてめされ、関ヶ原戦役ののちに旧領を復する事が出来た。
開山を寂照院日乾上人、開基を能勢の中興の祖、能勢頼次公とする。関西の身延と称せられ、近畿の霊場と知られている。代々に法華経信仰を頼次公は、当時京都本満寺貫首であった寂照院日乾上人を招き、山や屋敷などあわせて東西五町、南北六町を永代寄進した。慶長5年(1600)秋の事で、この年を当山開山のの年とした。日乾上人は能勢氏の家鎮として古くから祀られていた「鎮宅霊符神」を法華経のご守護神「妙見大菩薩」として、さらに武運長久を願って武具甲冑を身に着け剣を手にした妙見大菩薩のご尊像を日乾上人自ら彫刻して授与し、これを能勢の領地が一望できる為楽山の山頂に祀った。これが現在の能勢妙見山の始まりである。
交通は能勢電車「妙見口」駅下車。阪急バスにて「奥田橋/今西」方面、「奥の院」下車(時刻表確認してください)。東中学校の前を登っていくと徒歩で約10分。タクシーあり。
車の場合、妙見口駅よりR477号線北東の方向約20分。
本堂
日乾上人石碑
七面の滝(白糸の滝)
この滝は、白糸の滝とも呼ばれ、年中水の枯れることがなく、厳寒期でも修行する人が絶えないらしい。
この上を登って行くと、約1時間で奥の院に行ける。奥の院から能勢妙見山までを修行のルートでもある。
2 comments
近くながら、知りませんでした。
ありがとうございます。
写真もきれいです。
このお寺は、秋の紅葉もきれいです。