〇〇体験をあなたに。
” 田んぼ でできる体験”といえば、
「田植え体験」や「稲刈り体験」とイメージされる方、多いのでは。
稲を育てて米を収穫する場所=田んぼ、なのだから
もちろん田植えと稲刈り体験、これは譲れない二大巨頭。
収穫は特に楽しい。そのあとの新米がさらに楽しい。(主に食い気)
さて、そんな一大イベント”稲刈り”が終わった田んぼ。
あとは寒い冬をむかえるだけ・・・ではないんです。
ここ豊能町・高山地区では
古くから地域住民が守り続けて来た”棚田”で
感動体験があなたを待っています。
田んぼで<感動体験>フォトジェニックな一夜。
そんな<感動体験>をできるのが【棚田キャンドルナイト】
段々になったあぜ道に、数千本のキャンドルが置かれ
一夜限りの幻想風景が広がります。
2019年は10月13日(日)の開催でした。
毎年、ふらっと見に行くだけだった地元民な私ですが、
今年はご縁があり、設営から参加することになりました。
棚田の自然発見!なキャンドル設置作業
当日の朝、有志のスタッフ十数名で設営開始。
風除けのペットボトルを立てるために、まずは杭で穴あけ。
穴には竹串にさしたロウソクを差し込み、ペットボトルをしっかり固定。
単純な作業ですが、あぜ道の細いところでは要バランス感覚!
石の多い場所は、竹串さえも刺さらず悪戦苦闘です。
そして、棚田特有の高低差が足腰に効く・・・
ここに田んぼを作って、米作りを始めたご先祖様を尊敬。
途中、サワガニとの遭遇。
普段なら見過ごすようなおチビさん。
足元に注意しながらあぜ道を進んでいたからこそ会えた、可愛いやつでした。
途中の花畑にも癒されながら、黙々と作業を続けること数時間。
約3000本のロウソクが設置完了。
夕方の点火を待つのみです。
この日は4年に一度のお神輿も見れた!
2019年は4年に1度、地元神社からお神輿が出る年。
点灯の時間までは、田舎の秋祭りを楽しみました。
夕暮れがあたりを包んだ頃・・・いざ本番!
ライトアップされる棚田では
【棚田キャンプ】という最強スペシャルイベントが開催されていて
そのキャンプの参加者さんと一緒に、キャンドルに点灯をしました。
(来年は・・棚田キャンプにも挑戦したい)
棚田一面に灯るひかり。
どんな畔道に設置したか、どんな人が設置したか。
ストーリーがわかる今年は、感動もひとしおでした。
まとめ
「灯りひとつひとつが 棚田を想う人たちの気持ち」だと思う
少子高齢化が進む地域で、
耕す人がいなくなった田んぼは、雑草の住処になるだけ。
そんな田んぼがひとつふたつと増えて、やがてこの棚田は無くなる。
そんな未来が、すぐそこに迫っているような気がしていたけれど
みんなで灯したキャンドルの灯りを見ていると
こんなにも多くの灯りがあるのだから、
それは杞憂なんだと、ちょっと明るい気持ちになれた秋の夜でした。
来年にもきっと開催されるであろう【棚田キャンドルナイト】
2020年秋、またこの棚田でお会いしましょう!
番外編
キャンドルナイトの翌日は、
撤収作業にもちょっとだけ参加。
スイスイと畔道を進んでゆく子どもに
置いていかれそうでした。。
7 comments
私、高山でもう一人の絶賛子育て中の、高齢ママです!(高山在住の子どもは、現在3名)
Higashino ちゃん、ステキなレポートで高山を紹介してくれてありがとう~!
4年に1度の御神輿も見て貰えた今年のキャンドルナイト。もっと宣伝しとけばよかったなぁ~。キャンドルナイトは毎年ですが、まだまだご存知ない方も多い。また来年も無事開催出来ますように。皆様是非お運びください!
高山のお神輿、なかなかの見応えだと思います。
地域の人だけで盛り上がるんじゃなくて、
こういう伝統が残っている事をいろんな人に見てもらって、関わってもらってこそ、価値があるのだと思います。
次回の開催までに、少しづつ宣伝していきたいね。
すすすす、素晴らしいー!
私ここ、この瞬間宇宙一素敵な場所だと思っていて、いろんな人に見てもらいたくて、なんかもう、あれです!
いろんな人が関わってくれてるからこそ、なんかもうあれなんだと思います!
素敵な記事とキャンドルをありがとうございます!
あれがあれでありがとうございます!
毎年規模も大きくなって、今年は棚田キャンプも同時開催で、
このイベント最高です。
設営作業、想像以上に楽しめたので、
地元の学生さんとみんなで”田んぼ飛び”で降りながら、キャンドルの設置。とか
アトラクション的に楽しめたらおもろいなぁ〜と思ったり。うふふ。
地元の神社のお祭り、おみこし、先祖伝来の棚田でのキャンドルナイト…。
豊能町って素敵なところなんだなあ~と、あらためて感動しました☆
転勤族の家庭で育ち、縁あってここに在住。実家はあれど故郷に住んだ年月をはるかに超える歳月がここで流れました。
私もこのキャンドルナイトの揺れる光の中にたたずみ、星空を見上げれば、この土地の人々の中に紛れることができるのだろうか…と思いました。
一昔前は他所さんを受け入れない田舎特有の体質が残っていましたが、そんなのもう関係ない時代だと思っています。
その土地が好きか、その地域のことを想っているか、が大切で『好きになった場所=故郷』 ですよね!
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