子どもの頃、とても楽しみにしていた夏休み。
幼稚園児である我が子も、夏休みに突入しております。
そう。毎日どこでどう過ごすかが親の夏休みの宿題であったりもします。
そんな我が家では、毎日のように午前中近所の公園へ行くことが日課。(親はキツイ、、)
そこで見つけるのは、セミの抜け殻。
大の虫嫌いの私。内心むっちゃ怖い。触りたくない、見たくない。。。
しかし、娘が興味を示しているところに私が怖がっていては、興味の幅を狭めてしまう、、
「わ!セミの抜け殻やでー!可愛いなぁ!」
と迫真の演技と共に、勇気を振り絞って触ってみる。(きゃーーーー!!)
娘もそれを見て、怖くないと判断した模様。
「お父さんに見せたいから、持って帰るーー!」
とまさかの展開。。
虫嫌いの私と、セミの抜け殻の共同生活が始まりました。
どうやら主人に聞くところによると、セミの抜け殻はセミの種類や性別も判別できるらしい。
それを知ってから、ネットで調べたり主人に見て貰いながらセミの抜け殻調べ。
あんなに怖がっていたセミの抜け殻も、一つ一つ違うことに気付いてからなんだか興味を持ちだす私。
なんなら娘よりもハマり出して、次の日も抜け殻集めをすることに。
並べて見ると、大きさが違うことが一目瞭然。
1番大きいものがクマゼミ。
次いで、アブラゼミ。
1番小さいものが、ひぐらし。
クマゼミは数が少なかったけど、これは下に落ちているものを集めたからではないかな?という見解。(素人判断)
まだまだビビリな私は木の葉についている抜け殻までは集めきれなかったからである。。勇気ある方はぜひ木にある抜け殻も見てくださいね。
アブラゼミとひぐらしの見分け方が素人の私には判断が難しかったが、ひぐらしは艶があって褐色とのこと。また触って見たところひぐらしの殻の方が柔らかい感触だった。
また、オスとメスの判断はおしりの突起を見ればわかるという。
おしりの突起が1つがオス。
2つあるものがメス。これはすべてのセミに共通しているそう。
セミは地域によって、生息している種類が違うらしい。
大阪の都心ではクマゼミが多いと言われているが、豊能町のような自然豊かなところには、ひぐらしも見ることが出来るとのこと。
また、夏の初めに多いセミの種類、反対に夏の終わりに多いセミの種類もあるので、時期をずらして調べてみて気づくこともありそう。
夏休みの自由研究として、セミの抜け殻を調べて見るのもいいかもしれない。
9 comments
お母さん、素晴らしいです!! 子どもの可能性の芽を摘んでしまわないために、勇気を振り絞るその姿、感動ですヽ(^o^)丿
(じつは私も『虫』は苦手でして・・・(笑)お気持ち、すこぶるよくわかります。尊敬します!)
ぬけがら研究、セミの研究、さらには環境のことにもつながって・・・奥が深そうですね!
そう言えば、町内に住むようになってから、蛾にも様々な種類が身近いるのに気がついて、せめて名前を調べたらおもしろいかなあ~と思っているのですが、なかなかできなくて(^_^;)。朝、マンションの壁にけっこうたくさんへばりついています。
ありがとうございます!とはいえ、抜け殻は動いていないので、なんとか、、という感じです。笑
娘は虫好きなんですが、娘も自分に向かって飛んで来られると相当ビビるので、蛾調べなら出来るかも?
今度図鑑と睨めっこしてみようと思います!
色の違う紙の上に並んだセミの脱け殻が、カワイイですね。キュートな空蝉たち(源氏物語か!笑)
でも、こんな昆虫の世界を覗くと、セミやトンボのように幼虫からいきなり成虫になるグループ(不完全変態チーム)とカブトムシやチョウのように、幼虫からいったんサナギ→成虫になるグループ(完全変態チーム)があることに、驚きます。
セミの脱け殻の観察は、生き物の不思議を、改めて子どもといっしょに考えることができますね✨
返信遅くなってしまい申し訳ないです、、
次は蝉の幼虫を見つけて羽化するのを見届けたいと思案中なんですが、、出来るといいなぁ。。
カブトムシを幼虫から育てるのもかなり難しいみたいですし、自然であってもちゃんと成虫になるのがなかなか難しいみたいですね。(全部、昆虫すごいぜ!情報です。笑)
家の身近にいる昆虫にスポット当てて、記事書きたいなーと思っているので、また読んで貰えたら嬉しいです!
[…] 普段の日々の暮らしの中で、ふとした瞬間に窓からはいる柔らかい光の美しさから、何の変哲もない当たり前の生活の愉しみに気づいたり、身近な動植物の姿や形(click!)、色彩の美しさ(click!)や遥かなる夜空の天体を観察する(click!)など、微小な物質にも宇宙の天体のいずれにも広大な世界が広がっている。 […]
豊能町長さん(とは同じ会社でした)のfacebookの「いいね!」からのリンクで拝読させて頂きました。
すごく詳しく調べられていて、田舎育ちの私でも、大変勉強になりました。
ちなみにセミの抜け殻ですが、私の田舎(瀬戸内海の小豆島)では、れっきとした愛称があります。
セミの種類に関係なく、「もっくりこ」と呼んでます。
土の中に何年も居て、満を持して、成虫に羽化するためにゆっくりと(もっくりと)地上に現れる様を表現しているのでしょうか?
小豆島の一部地域では「んごんご」と呼びます。(由来不明)
詳しくは、
http://blog.livedoor.jp/dreamisland1/archives/55102979.html#:~:text=%E2%80%BB%E7%A7%81%E3%81%AE%E8%82%B2%E3%81%A3%E3%81%9F,%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%93%E3%80%8D%E3%81%A8%E8%A8%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
をご覧ください。
>次は蝉の幼虫を見つけて羽化するのを見届けたいと思案中なんですが、、出来るといいなぁ。
だいたい日没後ぐらいから地上に現れて、夜に羽化します。
日没前から山に入って、地上に現れたもっくりこを見つけたら、その子の羽化を気長に観察しましょう。
徐々にもっくりこの背中が割れて、セミが現れる様はまさに生命の神秘です。
YouTubeなどで動画が視れますが、実際に見る感激に勝るものはありません。
ちなみに、羽化してすぐのセミは薄い緑色をしています。
(私の記憶は数十年前の子供の時の記憶ですが…)
コメントありがとうございます!
そんな可愛らしい愛称があるんですね。
「もっくりこ見つけた!」と親子で言い合うとてもピースフルな光景が目に浮かびました。
この記事を書いてからもう数年経過してしまいましたが、実はまだ羽化を見れていません。
もう羽化のシーズンは過ぎてしまったかもしれませんが、コメントいただいたことで
来年こそは見てみよう!とこの記事を書いた時の記憶とともに思い出しました。
ありがとうございました!
[…] 【夏休みの自由研究にも】セミの抜け殻調べ […]
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