キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)、花期7月下旬、場所、初谷渓谷No,3からNo,4番の中間の河原。3年ぐらい前より、鹿の獣害によりこの時期より新葉が出て、鹿が食べるようになるようになりましたので、侵入防止のためネットを設置しました。
現在、7~8cmぐらいの新葉が出てきました。この葉は約20~30cm成長し、4月末ごろ枯れます。5月下旬ごろに花芽が出てきます。この葉を鹿が食べます。
約70㎡の河原にネットをはりました。手前の木はオニグルミの木で、実がなり落下すると、リスが食べに来ます。
平成元年ぐらいまでは、7月下旬頃には、この様に見事に群生していました。来訪者も多く、楽しみにしておられます。能勢電妙見口駅より、妙見ハイキング・初谷コース、30分ぐらいの所です。一度に来られては如何でしょうか。今後、この様に群生するように保護していく予定です。
豊能町に生息している鹿。見ると可愛いですが、作物を作っておられる方々にとっては、死活問題ですので処分します。いまは、猟師も少なくなり、なかなか減らないようです。このままでは鹿の増加により生態系が変わる可能性もあるのではないか。
1 comment
昨年、クマガイソウを見に行った時に、まだ花は咲いていませんでしたが、キツネのカミソリの群生地も案内してくださいましたね。ありがとうございました\(^o^)/
ともすれば消えてしまいそうな貴重な植物たちを、どう保護していくか・・・・難しい問題だと思います。
なるべくもとの状態に近い自然の中で、私たち人間も暮らしていけたら・・・・。できれば鹿たちも!
土地を開いた人間である私たちと、植物群と、野生動物たち。これらの微妙なバランスを保つべく、こつこつと保護活動をされているみなさん、本当に素晴らしいと思います!