今年は綺麗なエドヒガン、オオシマザクラ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ等多くの桜の満開が見れてラッキーでした。
今まで、上ばかりを見て楽しんでいましたが、これからは、あちらこちらに山野草が咲き始めていますので、下を見て楽しむ時期になりました。残念ながら、今年は暖かくなるのが早かったので「つくし」は「スギナ」になっていました。早速、豊能町の北側になります牧地区、南地区の高山地区を探索に行って来ました。
表紙写真は豊能町の町花でもあります「和タンポポ」です。
和タンポポの群生(牧地区)
和タンポポと西洋タンポポの比較:ガクを見ると良く分かります。和タンポポは牧・寺田地区ではまだまだ多く群生が見られますが、年々外来種の西洋タンポポの勢力が強いのが、多く見受けられます。がんばれ「和たんぽぽ」!
トキワイカリソウ(メギ科)牧地区:花の形が船の「いかり」にそっくりなので、この名前がつけられた。大阪府のレッドリストの絶滅危惧種Ⅰ類(CR+EN)になっいます。見かけられても、見るだけにして盗掘しないようにしましょう。
ショウジョウバカマ(シュロソウ科)牧地区:春をつげる花。花の状態は蕾の様に見えるが、雄しべが出て、咲いている状態です。この後は花が開き、雄しべも出て来る。
ニリンソウ(キンボウケ科)牧地区:1本の茎に2輪の花が咲くのが名前の由来だが、実際咲くのは1~4輪です。花の裏側は薄紅紫色になっているは少ない。昔、歌手の川中美幸さんが「二輪草」を歌って大変流行ったことがあります。
ヤマエンゴサク(ケシ科)牧地区:花のつけ根にある苞が深く切れ込んでいるのが特徴。地下に直径1cmほどの塊茎が有り、かっては婦人病や鎮痛薬などに用いられた。
ヒメオドリコソウ(シソ科)牧地区:絨毯を敷いたように群生する。明治26年に東京の駒場で発見され、今では日本全土に帰化している。
コブシ(モクレン科)高山地区棚田:若葉の芽拭く前に花が咲き、甘い香りで周囲を包み込んでくれます。
昨年は余り花数が少なかったですが、今年は見事に「打ち上げ花火」のように、咲いていました。この花が咲くと、これからの農作業が忙しくなって来るようです。
真菜の花 高山地区:いつ見ても、見事な黄色の花が咲き、この花を見るたびに春を感じさせてくれます。
4 comments
いつもながら読んだだけで【ものしりになれた気がする】知識あふれる記事でした✨
これからコブシが咲き誇る様子をみたら、私も「ああ、もうこんな季節か。これから農作業が忙しくなる時期だねぇ……」と知った風な顔で言いたい!
ありがとうございます。私も知ったかぶりしているだけです。吉川の田んぼを見られても、耕していて、家では水の中に苗を入れて育て、
5月ごろ植えます。何か一つだけでも知っておくと花などが咲くと季節を感じます。これからは沢山の植物を覚えてください。
町内を車で移動していると、たくさんの桜に混じって白い花が満開の大樹を見かけることがあって(何だろう⁉)と思っていました…コブシだったんですね♡ ヤマエンゴサク、ニリンソウ、トキワイカリソウ…静かに咲いている草花には名前を知らないものがいっぱいです。すぐ忘れてしまうのですが、1つずつでも覚えて”ともだち”になりたいと思います☆ありがとうございました。
コブシは時々遠くから見た時、モクレンと間違う場合が有ります。野草は西地区より東地区の方が希少植物があると思います。