先日、町内の手作り絵本サークルの友人たちと、久しぶりにランチしよう!ということになりました。行った先は、豊能町新光風台にある、coffee&自家製パンの喫茶『mannna(マナ)』さんです。素敵な外観、落ち着いた店内、選び抜かれた食材を使った野菜メインのランチをいただき、さらにデザートに特製のケーキをいただいていると・・・衝撃の事実を知ってしまったのです!
なんと・・・マナさんが、この8月中旬をもってお店を閉められるというのです。
驚き騒ぐ私たちのところへ、オーナーご夫婦が来てくださいました。そして、お店を閉める決心をしたわけを話してくれたのです。詳細はマスターが書かれたこのコメントをご覧ください。
思えば、このマナさんが、豊能町にオープンしたのは、私の下の娘がまだ光風台幼稚園に通っているころでした。4つ離れた上の娘が通っていたころ、光風台駅から新光風台へと登って行く坂道沿いは、ず~~っと空き地が続いていたのです。そこに、1件、また1件と住宅が建ち始め、そのうち、郵便局に近い空き地に、他とはちょっと雰囲気の違う建物が建ちはじめました。少し奥まっていて小さめだけれど3階建で、1階がとても頑丈そうにつくられていました。防音設備かな?と思いました。幼かった娘と手をつなぎながら「ここ、何ができるんだろうね~、楽しみだね~♪」と話していたのを覚えています。それが・・・娘が卒園する頃には、とても素敵な喫茶店になったのでしたヽ(^o^)丿
初めてマナさんのランチを食べた時は、驚きました。すごくたくさんの種類の野菜が使われていたからです。大きな1枚のプレート皿に、1種類ずつ丁寧に盛り付けらた野菜メインのおかずたちが、とても誇らしげに見えました。ご飯は玄米・胚芽米など選べるようになっており、野菜とタンパク質、ご飯のバランスを見て、ああ、いつも、こんなふうに食卓を整えられたら健康でいられるんだなあ~と感じました。
そのあとも、町外から訪ねてきた友人を連れて行ったり、 サークル活動の時には公民館まで10人分ほどのランチを配達してもらったり・・・ マナさんには私の思い出が重なります。
日ごろの食事にも手を抜きがちで、料理もあまり得意でなく、素敵なお店でランチをいただくのが幸せなお気楽人間の私から、つい口を出た言葉は・・・「たとえば、週に1日だけとかでも、お店を開くということは無理なんでしょうか?」未練たらしいったらありませんね・・・・・・。
マスターご夫婦がお店を始められたきっかけは、当時、妻様が病気がちだったこと。ふだんから健康のために添加物のない素材を使った料理を作られていたのです。夫様も脱サラを決意して、吹田市から豊能町へ引っ越し。家を建てるところから始めて、このお店をスタートされました。聞けば、お料理はもっぱら妻様が担当。ご自分の健康のためにと心がけて来られたことをそのままメニューに活かし、調味料を始め野菜・乳製品などすべての食材にこだわりました。夫様は厨房の手伝い・配達などに加えて、店内の大工仕事すべてを担当。店内にある木目も美しいテーブルや棚はすべて手作りだそうです。まさに二人三脚です!
マナさんのお店がオープンした時は幼稚園児だった娘も、今は成人して働いています。月日は流れ、親の私も歳をとりました。 私が豊能町で子育て時代を過ごしたのであれば、ほぼ同年代?のマスターご夫婦も同じこと・・・お若かったとはいえ子どもたちを育てながら、食材の仕入れから店の経営、料理、後片付け、配達などなど、朝早くから夜遅くまで長時間のお仕事は、それはそれは大変なこともあったと察することができます。閉店は、 マスターご夫婦が、よくよく考えられた末の決断です。豊能町から、この素敵なレストランがなくなってしまうのはとても悲しいですが、あきらめざるを得ません・・・。
マナさんのお店を始められたのが第2の人生なら、お2人にとって、これからは第3の人生です。「これまでのような14時間労働は無理ですが、まだまだ働くつもりです!」と、明るく話してくださいました。
閉店はさびしいことですが、この素敵なマナさんのお店は、これから新しい出発を迎えるようです!1階のお店部分は、レンタルスペースとして使ってもらうことを検討されているとのことです。まだ詳細は未定だそうですが、またここが、新しい、町内外の人々の素敵な空間になっていく気がして、とても楽しみです。
マナさん、この豊能町で、今まで素敵な食事を作り続けて下さって、本当にありがとうございました!これらからは、また別のお仕事で、どうぞ健康にお気をつけながら、ますますがんばってください! ヽ(^o^)丿
最後まで読んで下さって、ありがとうございました☆ manna(マナ)さんのホームページはこちらです↓(^_^)
《2021年10月 追記》
このカメさん…名前を《ホープちゃん》といいます(#^.^#)
ホープちゃんは、能勢電鉄妙見口駅前にある、一般社団法人ホープビジョンさんの就労支援B型事業所《かめの家》のイメージキャラクターです。
mannaさんのお二人は、この《かめの家》で新しいお仕事に就かれています☆
ポスターに書かれている平日の日替わり弁当のほかにも、事業所でのランチや、時々行われるイベントで売られているクッキーやケーキなども、あのmannaさんの味がしっかりと引き継がれているようです。うれしいことです!
4 comments
みほさん、素敵なレポートありがとうございました❤️23年間皆さんのおかげで続けてこられ、たくさんの学びをさせて頂き、感謝しかありません。有難い23年でした。子供を育て、親を送り、これからは第3の人生スタートです!長い間マナを愛して下さって本当にありがとうございました。みほさんのこのレポートは私たちにとって、嬉しいプレゼントです!ありがとうございました❤️
山代谷恵津子(マナ)さん、お忙しい中、快くお時間をとってお話を聞かせて下さって、本当にありがとうございました。豊能町内外のたくさんの人々に愛された、素敵なお店だったわけが、取材をさせていただいてさらによくわかった気がします。ご夫婦の笑顔がとても素敵で、お店を閉める決心をされ、人生の新しいページへと進んでいくさわやかさを感じました。
未練がましい私は、まだ(第3の人生を活躍されたらその先の、第4の人生には、メニューの数を減らしてでも再びまたあのお店を・・・)と食い下がりそうになりました(笑:スミマセン(^_^;))。
これからも、同じ町民として、どうぞよろしくお願いいたします(*^_^*)♡
ほんとうに、ありがとうございました!
手作り絵本サークルパステルのランチで行きましたね。もうやめられると聞いて、一回いってみたくって…。
マナさんは、以前の職場に頻繁に出前していただいてました。ライ麦のサンドイッチがお気に入り。
懐かしいなあ。
今後はレンタルスペースで利用させていただきます。ご夫婦の再出発に乾杯🍷
村井美弥子さん、コメントありがとうございます☆
そう・・・私にとっては、あのランチが青天の霹靂でした!・・・・そして、取材しようという決意へと私を導く、第一歩となったのです(^_^)
いろいろな手作りをされる村井さんなら、きっと、レンタルスペースを素敵に使われることでしょう♡
楽しみです(*^_^*)