トヨノノPORTALでもにわかに話題になっている、余野〜高山を1日楽しめるお祭り「高山右近フェスタ」。
朝から晩まで見どころ盛りだくさん!なお祭りなのですが、そのなかでもハイライトなのが「高山右近・志野 花嫁行列」。これは高山出身の右近と余野出身の志野、ともに豊能町にゆかりのあった2人の花嫁行列を現代を生きるわたし達の手で再現しよう!と町民たちの声で誕生したイベントだそうです。
本格的な甲冑に身を包んだ鉄砲隊・槍隊をはじめ、傘持ち、荷車、神父、そして新郎新婦である右近・志野と続く一行に、色とりどりの着物を身につけた腰元たちが華を添え、秋の豊能町を巡行します。
全国各地に様々な時代行列がありますが、日本古来の衣装や祭具の一行に混じった神父様という趣向は「高山右近・志野 花嫁行列」ならでは。その佇まいになんだか可愛らしささえ感じてしまいます。
親子やカップルでの参加、町外からもOK!
こちらの花嫁行列、なんと毎年参列者を募集しているそう。
本格的な甲冑、目にも鮮やかな着物といった衣装はもちろん、小物やヘアメイク・着付けまで徹底して変身できるチャンスなんて、人生の中でそうそうありません。この機会に、時代絵巻の登場人物になりきっちゃいましょう!
応募条件はある?参加費は必要?
応募条件
- 応募条件:小学校4年生以上
- 参加費:無料
小学4年生以上なら老若男女問わず、とのことですので、ご夫婦やファミリー、恋人、友人たちと参加して思い出を作ってみては?
なお、豊能町在住にこだわらず町外の方の参加もOKです。去年は町外から大学生カップルが右近・志野役として参加され、「いい予行練習になった」と周囲に話していたという微笑ましいエピソードもあったり。
※なお参加必須条件ではありませんが、9月29日14時からキャスト向け説明会があります。くわしくは後述チラシにある連絡先までお問い合わせください。
どんな衣装や役割があるの?
花嫁行列にはどういった配役があるのか、今回募集されている役についてご紹介したいと思います。
高山右近
裃(かみしも)に身を包んだ右近役。武士の最礼装といわれている肩衣が行列の雰囲気をさらに盛り上げます。
志野
綿帽子をかぶった白無垢は、最も格式が高い婚礼衣装。墨や濃紺、鳶色といった渋めのトーンで揃えた武者たちの中に、完璧な白がひときわ映えます。花嫁である志野には傘持ち役がお供いたします。
花嫁役はなんだか気おくれしちゃう。誰か別の女性が…… などという奥ゆかしさは無用!
志野役の方が複数いらっしゃるケースもあるようですよ。
槍隊
鉄砲隊とならぶ槍隊は足軽兵ともよばれ、当時基本にして重要な要(かなめ)の部分でもあります。
鉄砲隊
鉄砲隊と槍隊は、重さのある甲冑や着物がないので、時代装束の初級者にはうってつけかもしれません。
着替えも比較的楽だそうで、女性の希望者も多くいらっしゃるようです。
神父
「右近・志野の花嫁行列」における個性派担当の神父役。
神父は行進するだけでなく、模擬結婚式にて2人の婚姻に立会い見届けるという非常に重要な役目です。
腰元
あでやかな色とりどりの着物を身につけて、しゃなりしゃなりと歩くのは腰元の一行。花嫁となる志野の側に控えてお世話をする、侍女たちです。頭にちょこんと乗った市女笠(いちめがさ)がかわいいですね。
こういった時代行列の腰元は全員同じ衣装であることが多いようなのですが、こちらの花嫁行列の腰元たちは色も柄もひとりひとり違う打掛が魅力的。毎年右近フェスタが近づくと、約一ヶ月かけて修繕し次へ繋げているそうです。
荷車
荷車役は行列の中で最も大きな小道具を持つことができるのが特徴で、かなり目立つことができちゃう”おいしい”扮装。米俵や葛籠(つづら)を荷車に乗せて運ぶ姿は、当時のくらしを伝える重要な役割です。
こちらの大きな長持には、志野の花嫁道具でも入っているのでしょうか。
どうです?いっちょひと肌ぬぎたくなりませんか?
花嫁行列参加者募集チラシはこちらから
応募にあたっての申し込みについては、こちらのチラシをご覧ください。
もっと知りたい、高山右近フェスタ!
9月30日(日)に行われる予定の右近フェスタ、そして右近・志野 花嫁行列。
お祭りが近づくワクワク感と一緒に、レポーターたちが力を合わせて最新情報をお伝えしていく予定です!乞うご期待!
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