
初谷渓谷入口付近から空を見上げましたら、きれいなブルーの空でウロコ雲。

入口にあります田んぼの田植えが終わりました。最近、田んぼに水が入ると、必ずカエルがうるさいほど鳴くのに、しばらく、鳴き声を聞いていましたが、1~2匹のカエルが鳴いているだけでした。また、この付近ではスズメもたくさんましたが、今ではあまり見かけません。

2023年7月ごろ生息していた、「殿さまカエル」今ではあまり見かけません。

この辺りに沢山いましたスズメ。(2015年8月撮影)あまり見かけません。

澄んだ水に映っている樹林

スギ樹林には、オオルリ、サンコウチョウが鳴いていました。野鳥撮影者が増えています。

この時期、鮮やかなオレンジ色のヒロイタケ(きのこ)が生えています。毒はないらしいですが、キノコ類は専門家などに聞き、十分注意をして取り扱いましょう。

ウツギが真っ盛りです。ウツギはアジサイ科で、枝の内側が空洞になっているのでウツギと言われています。


ウツギ

ヤブデマリ((レンプクソ科)、7月頃、実が赤くなり、その時茎も赤くなります。

オオキツネノカミソリ(ヒガンバナ科)保護区。以前はオオキツネノカミソリとイワヒメワラビが主に生息していましたが、オオキツネノカミソリが鹿に食べられるようになり、4年前に絶滅寸前までになり、今は辛うじて保護が出来ています。
その時にギャップ状態になり(密生した植生の一部或いは全部が除かれて地表面まで明るくなった場所)、その時に他の植物(マムシグサ、マツカゼソウ、ニシノホンモジスゲ等)が多く生息するようになりました。各種が生存競争しています。これらのほとんどの植物は鹿の不嗜好植物と考えられます。
オオキツネノカミソリを保護するには、これらの植物との共生を考慮する時期になって来ています。また、生態系の維持を考えますと、以前のような多くの群生は見られないかもしれません。


クマガイソウ:今年も多くの方々に見ていただき、今は花も枯れ、11月初旬まで葉は緑の状態です。それから紅葉して、12月下旬ごろにはすっかり枯れて、宿根草として寒い冬を耐えて、来年の春には今年以上に花が咲くことを期待しています。