初谷川でコーヒー焙煎をやりました!
「初谷川でコーヒー焙煎をやりました!」って言うと、初谷川を知っている豊能町民ならこの一言だけで「へ〜いいじゃん」って思うはずなんですが、どこから説明しましょう?大事なところから言うとして、すご〜く端折った言い方をすると、地元民が大切にしてる渓流があって、コロナ禍のときに(おそらくよそからきたと思われる)非常によろしくない感じのマナーの悪化があったために、少なくとも車では入れないようにして、そのために地元の人やご高齢者が多大な負担を強いられてる、みんなで綺麗に大切に守ろうねっていう川です。最低限でも、ゴミを捨てる人は絶対に来てはならない場所です。コロナ禍に自分のゴミの処理もできない人たちにどんな間違った伝わり方をしたのか知らないですけど、ワンツースリーの3ステップで自分の出したゴミは自分で持って帰れるようになってから来ましょうね。
- ワンでゴミとゴミ袋を手に持つ
- ツーでゴミをゴミ袋に入れる
- スリーで握ったその手を離さない
今夜はお前を離さない
悲しい嘘は話さない
思い出と共にhand through the night
えっと、くどいようですが歌にして覚えれば忘れないですから、必ずゴミは持って帰りましょうねという話でした。最近はだいぶマシになったそうですが、それでもまだまだバーベキューセットがまるまる放置されてたりするそうです。ドン引きですよね……。自分どうしてもゴミ持って帰るの忘れてしまうわーって方は、AIで歌にしたんでこれ聞いて忘れないようにしましょう!まさか忘れる以外で川にゴミ放置するとか意図してやってる人なんていないですよね……?
妙見口駅に集合!
お説教タイムじゃないのでゴミの話ばかりしないで、遠足の話に戻りましょう。トヨノノレポーターの活動として、「初谷川でコーヒー焙煎しよう!」ということで遠足しました!大阪府最北端にある駅から歩いて10分程度。自然とふれあう貴重な時間が楽しめます。



観光ボランティアガイドでもあるレポーターの44ときわさんに、葉っぱのクワガタの作り方を教えてもらいました。
コーヒーの焙煎開始!
初谷川に到着したら、さっそくコーヒーの焙煎開始!焙煎を教えていただく講師はなんとこの私正宗3!こう見えて、焙煎歴10年、自宅で飲むコーヒーを自分で焙煎しています。
火気の使用について
河川での火気の使用については必ず行政や地元の方々の指示に従ってください。あらゆる方法で最新の掲示を確認すると共に、特に指示がなくても直火は絶対に禁止、風の強い日は火気の使用そのものを個々の判断で中止とするなど、責任ある行動が求められます。

コーヒーの焙煎については後ほど詳しく説明しますが、焙煎に必要な道具といえば写真に写っている程度のもので大丈夫なので、焙煎だけをやろうと思えば遠足の荷物にプラスアルファ程度で済みます。歩いても来れる地元の自然の中で気軽にコーヒー焙煎を楽しめるのは豊能町民の特権♪

これも後ほど述べますが、コーヒー焙煎に難しい技術は必要なく、みんなも次々にやってみます。

焙煎ムラはできましたが、こんがり良い色になりました。

参加者から「食べてみてもいいですか?」という質問があり、焙煎したコーヒー豆を試食タイム。10年焙煎した自分でも、食べてみるという発想はありませんでした。食に対する好奇心の旺盛さに感心しました。ちなみにコーヒー豆を食べることについては、あとで調べたのですが普段からコーヒーを飲んでる人ならさほど体への影響は少ないらしく(そもそもカフェインなどは9割以上が抽出されるらしいので、豆そのものを食べたからといって抽出液より濃いカフェインが摂取されるなどの心配は無さそう)、今回のように一粒かじってみる程度は全然問題ないみたいです。

お待ちかねの試飲タイム。諸説ありますが、私は焙煎したてのコーヒー豆より、焙煎して3日程度寝かせたコーヒー豆の方が味が落ち着くと思っているため、今しがた焙煎したばかりのコーヒー豆ではなくちょうど3日前にあらかじめ焙煎してたコーヒー豆を使って抽出していきます。まずは手回し式のコーヒーミルで豆を挽きます。

お湯にするための水はなんと地元の吉川八幡神社より直々に頂いたご神水!神主のご祈祷入りです!情報が渋滞してる!


ハンドドリップでいただきます。ハンドドリップの良いところはなんといっても抽出がシンプルなところ。器具もシンプルで済みますので、洗浄や管理もしやすく清潔を保てる上、こういった屋外でも手軽に本格式を楽しめるのが醍醐味です。

みんなで記念撮影。人数分の焙煎と抽出を楽しむのに必要な荷物がだいたいこの程度。家族やグループで行く遠足の目安にしてくださいね。


日本全国異様な猛暑の2025年夏。初谷川は比較的涼しく、川の水でアイスコーヒーにするアイデア。
河川への侵入について
例え大人であっても増水時は絶対に川に近づかないでください。川が濁っている場合は増水していなくても危険な場合があります。
子供だけで川に近づくのは絶対におやめください。また大人がそばについていても目を離さないでください。
津の国屋さん






帰りは駅前の津ノ国屋さんでお昼ご飯を食べました。お値段お手頃でボリュームもあっておいしい!

おまけ:コーヒー焙煎について
コーヒー焙煎ってなんだか難しそうなイメージあるかもしれません。人によると思いますが、私は趣味でやるのであれば特に難しい事考える必要もなく、ただ豆を煎ればいいと思っています。商売などで味を安定させないといけないとなると途端に考えないといけないことが増えるかもしれませんが、趣味の家庭料理の域なので毎回違った味が楽しめるのも趣味の焙煎の良さだと思っているので、難しいこと考えずにただ豆を煎るというだけでまずははじめてみるのがいいかもしれません。感覚としては炒り卵を家庭料理で作るときにあまり難しい事を考えたことがないのと似ていると思います。

焙煎前の豆「生豆(きまめ)」とよんでいます。私はアマゾンなどのネット通販で買っていますが、噂によると町内のときわ台ローストさんでも売ってもらえるそう!ちなみに、私は焙煎も適当ですが豆選びも適当で、正直言って豆の違いによる味の違いがそこまでわかっていません。雰囲気で豆を選んでいます。

焙煎に使う器具も特別なものではなく、私が使っているのは銀杏を煎るための、「手網」とよばれる道具、これに文房具のクリップを使って蓋を固定して、あとは家の台所のガスコンロやカセットコンロでただ均等に煎っている感じです。
「パチ、パチ」という破裂音が断続的にしはじめたら1ハゼといって、そのまま炒り続けてたら「プチプチプチプチ」という細かい連続音に変わった段階を2ハゼ目とよび、この2ハゼ目になるかならないかで焙煎を止めて、うちわで豆をあおぎます。豆が十分に冷えたら完成です。

うちわであおぐ目的も、豆自身の熱でそれ以上焙煎が進行しないようにただ冷ましてるだけなので特別な技術が必要なわけでもなく、単にパタパタと仰いで豆を冷やしているだけです。

こだわる人からするとどういう評価になるのかはわかりませんが、10年間のうち2週間に1回の間隔で自分で飲む分を焙煎している身としては、とても飲めたものではない状態になったことは一度も無く、むしろ私の感覚ではこれでも十分に美味しいと思える出来なので、このやり方にとても満足しています。
参加者からも「思ったより簡単で、自宅でも是非やってみようと思った」といった声を聞けたので、これをきっかけに自分で焙煎始めてみたいという方が増えれば嬉しいです!