11月19日、気温16℃、水温12℃、妙見ハイキングの方々も少なく、キャンプ客も来られていません。庄内の幼稚園児、小学生、約50名を初谷渓谷に生息している植物、オオムラサキを初め昆虫類、動物、爬虫類、水生生物等をガイドしました。園児たちは不定期ですが初谷渓谷に野外学習に来られています。先生方も、子供の自主性を重んじ、自由に行動させておられるので、素晴らしいと思います。多様性のある人にきっと育ってくれることを願います。その後、久しぶりの初谷渓谷を散策しました。すっかり紅葉もすぎ、落葉し、ハイキングコースは落ち葉でいっぱいで、歩いていても気持ちの良い日でした。

初谷橋より初谷渓谷の入り口の奥橋方面を望む。

コミナミ堰:長く降雨がないので水量が少ない。

庄内の幼稚園児、約50名が来ました。

かたずけも、きれいに水で洗っていました。

相変わらず、きれいな水が音を立てて流れています。

落葉した葉っぱでハイキングコースはいっぱいです。川の中には、魚もおらず、サワガニも見かけず、冬眠に入ったかも知れません。

キツネノカミソリの群生地に、簡易ネットをしていましたが、ハイカーより、ネットに小鹿が引っかかっているとの連絡があり、豊能町に連絡し、処分をしてもらいました。以前も親の鹿がひっかかていましたが、学習効果で入って来なくなっていましたが、今回は小鹿のため、入ってきたのでしょう。右側の草が生えていない、黒くなっているところ、相当もがいてたのでしょう。

犬を連れて散歩にでも来られたのでしょう。

シロミノヤブムラキ(シソ科)の結実:平成20年11月に妙見山ハイキングコースの上杉コースで見つけ、23年に大阪市自然史博物館の学芸員に認定された。日本で洲本市に続き2例目の貴重な植物です。原生地から初谷渓谷のNo,7番(緊急連絡ポイント)に移植したものです。白い実がつきました。年明けには白く丸く、太陽が当たると真珠の様にきれいな実になります。

クマガイソウの葉:すっかり紅葉、落葉し、来年も立派な花が咲く事を期待します。