ジョギングという趣味は日本全国どこを走ったとしても望んだ通りの満足が得られるものと思います。つまり豊能町に限った話題というわけではないことになります。そんなジョギングを地域メディアで取り上げようと思った経緯付きでこの記事について説明しますと、以前地域を特定せず全国どこでも当てはまるであろうジョギングの記事を別の媒体で書こうと企画していたときにタイミングが合わずお蔵入りになった構成を豊能町のメディア向けに再構築してみた記事になります。要するに豊能町でジョギングしようみたいな趣旨の記事です。
走るのが苦手な人ほど走ってみてはいかがか
走るのが苦手だと思ってる人って多いですよね。まあいいから走ろうぜっていうところから導入をうながしてみます。
そもそも5分以上走るのは最初は無理
ジョギングに慣れてない人は5分以上走るってのがそもそも無理なんじゃないでしょうか。「ないでしょうか」って控えめに言いましたけど実際は次のように断言できます。
「あなたはたった5分走ることが出来ない」
マ?たった5分やぞ?できるっしょって思った方。ためしに走ってみましょう。5分以上走ることができれば儲けものです。もし言うとおり5分以上走ることが出来なかったとしても、だから自分はダメなんだと思うことなく、「断言されるほど当たり前のことなんだなあ」と納得するはずです。どちらに転んでも損はないので、走る事への垣根が少し下がったはずです。
最初の5分がめちゃめちゃ苦痛
苦手意識ある人はこれだけ知っていれば、苦痛がやってきても当たり前だと思えるし自分が特にダメなわけではないので納得いくし嫌ならそこでやめればいいんでジョギングすることへの怖さがだいぶ減ってきたと思います。
嫌ならそこでやめればいい
これは何も突き放した言い方をしてるんじゃなくって、そのくらい気楽に取り組んだらいいですよってことです。誰かに強制されてやるものではないんで、ましてや誰かに(もしくは自分に)何かを示すためにやるものでもないんで、あくまでジョギング、ジョグ、自分が楽しむために走るものなので、嫌になったらそこでやめればいいんです。自分が楽しいと思うところだけを楽しいと感じてる時点までやればいいだけなんです。
途中でやめたらいい、というのは距離のことだけではなくって期間のことも言ってます。3日坊主なら3日間だけ走ればいいし、1回だけ走るだけでもゼロ回よりははるかにいいです。一時期走ってたけど半年間が空いてもいいですし週に3回走ってたのが月に1回になってもいいし、10年走らなくてもいいです。どれもこれも全て、続けられないからやらない、よりは今1回走るだけでいいです。
とにかく、何かを一所懸命はじめるというよりは、今5分走ってどうなるのか試してみればいいだけです。そういうのがジョギングっちゅうやつです。
めっちゃダラダラ走るのがいい
今まで持ってるジョギングのイメージを捨ててください。そして、「本当にこんなんでいいの?」って不安に思うくらい、めっちゃダラダラ走ってみてください。何回か書きましたけど、誰かに何かを示す必要は一切無いので、自分が「ギリ走ってるな」と思えるくらいまでダラダラするのがベストです。ダラダラ走ることこそがスロージョギングの真骨頂です。
モノを揃えたほうがいい?
ってわけでジョギングのはじめかたなんですが、これもまあ、外出て好きなところ走ればいいんですが、そういう書き方もないだろうということで最低限これだけは!ってモノを紹介します。とは言っても、個人的な思想になっちゃうんですが何かを始めるときモノが先に来ちゃうとヒトの能力よりもモノのほうが上位にきてしまう気がして、好きじゃないんです。モノをそろえる前に自分の能力に問いかけるほうが先にくることで、人間はモノを扱うためのうんたらかんたらという考えがありまして、まずはモノ紹介する前にもう素っ裸で走りに行こうぜ!みたいな導入したいところなんですがいろいろアレなんで話を先に進めます。
モノ1:ジョギング用の靴
9年以上使ってる靴なのであんまりきれいな靴じゃなくてすいません。
初心者がジョギング用の靴を買うとき、次の点を必ず守って下さい。
- ジョギング用であること
- 初心者用であること
- 安いこと
特に3番目の「安いこと」、これは何も安い方向で済ませる価値観を格好付けて言ってるわけではありません。安いものを選ぶ理由があるのです。
ジョギング用の靴をはく最大の理由は、ジョギングによって足腰のケガから守ることにあります。ジョギングを続けると足、足首、膝、足の付け根、腰に負担がかかります。この負担を少しでも軽減するために、ジョギング用の靴が必要になります。
なので1番のジョギング用の靴であることはまず第1条件です。ジョギングはジョギングの負担がかかります。それを軽減するために、別のスポーツ用の靴ではなくジョギング用の靴をはくことを強くおすすめします。
次に初心者用であること。これは初心者用であればあるほどクッション性が高いものになります。言い方を変えると、中級者や上級者向けになるにつれて、タイムや成績、靴にプラスアルファを追い求めるようになってきてその分クッション性を損なう可能性があるからです。初心者用であれば、そのへんへのこだわりが特にないので、足腰を保護するクッション性一択で機能するので、初心者用のジョギングシューズをオススメします。
もしかしたら、中級者や上級者向けの靴でも足腰の保護をテーマにした靴もあるのかもしれません。でも初心者はその違いをわかりようがないので、変に中級者向けや上級者向けの靴を選んでケガをするよりは、初心者向けの靴を選んだほうが安全と言うことになります。
最後に安いこと、これは前述の通り、初心者向けだからです。どうやって初心者向けの靴を探すの?ってなったときに、「安いの選んどけばオーケーオーケー」ということになるからです。ジョギング用の靴で高いのは、高いなりの理由があるからでして、その理由が特に競技性などによるところが大きいため、それを避けるために安い靴を選んでおけば初心者にぴったりのジョギング靴を手に入れることが出来るということになります。
モノ2:反射ベスト
安全のために、気になる方はつけといたほうがいいかもです。ちなみに着るとこんな感じ。
私は一周回って好きですけど一般的に見てあんまり格好の良いものではないです。だけど交通事故が怖いので夜はとにかく目立つ格好で走るのが吉です。
生まれつきステルス性能が高いのか、黒子のバスケもびっくりするくらい人から存在を認識されませんで、普通に歩いてて車とかよくひかれそうになります。ひどいときとか行列の出来るお店に並んでたとき、40分ほど並んでいきなり後ろの人に「ちょっとアナタ!並んでました!??」って怒られるほど。そんなわけで車から見える格好ってのはすごく重要かと思います。
モノ3:膝サポーター
これはまあ、膝が痛い人は必要ですよね、ってことで。考えてみれば私、過去に左足3カ所も骨折しといて膝も悪くて、それでも趣味のジョギングができてることに感謝です。
モノ4:ランニング用ポーチ
モノをたくさん持って走りたい人は少ないでしょうから、走るときはそれなりに最小限のモノを持つことになるんですが、そうは言っても家の鍵くらいは持ってでる必要があるので、ランニング用のポーチがあると便利です。ポケットだとガチャガチャしすぎて走るとき邪魔になるっていうか気になるので、ポーチに入れて体にぴったり沿うように身につけられます。
もうあとは走ろう!!
一人でもくもくと走るのが好きな筆者にとって、この近所でジョギングすることの何がいいって完全に宇宙を独り占めした気分になれることです。人も車も少ないなりにそれなりに交通はありますが、それでもひとりでもくもくと走ってると完全に一人の世界にひたれるようになります。それがすごく好きです。
西地区のほうですと私は箕面森町コースが一番好きなんですが、これまでいろんなコースを考えて走ってみました。
- ○安全
- ×排気ガス
- ○景色
- ×すぐそばをダンプが駆け抜けて恐い
- ○なんちゃってトレイルランの気分
- ×あのへんはあまりいかないほうがいいって義母が言ってた
西地区ばかりなのは、当然西地区に住んでるからでして、ゆくゆくは東地区もジョギングできたらと思っています。町内のジョギングコースをおすすめしあうコミュニティとか作りたいです。
この宇宙をひとりじめ。走るだけで。
もう会えなくなってしまった昔の友達に、ごめんって謝りたいけど、きっとあいつはきょとんとして「何のこと?」って言うだろうな、とか。理由を言ったらにっこり笑ってなんだそんなことか、覚えてないし仮に覚えてても気にもしてないよ、それより久しぶりに会ったんだから飲もうぜってきっと言ってくれるんだろうなとか。自分が嫌いになれなくて苦しんだときのこととか。逃げたいのに戻りたいあのときのこととか。
そんなことを考えながら走ってるって誰かが言ってましたよ。そんな難しいこと考えられない私でも、走ったら楽しいのは楽しいです。
走ると町が好きになる
豊能町に限ったことではなくって、日本全国、住んでるところは走ったらいろんなことが見えてきて、好きになります。だから住んでるところを走るべきです。住んでるところを一回も走らないのはもったいないです。興味があれば、事故やケガのないよう走る楽しみを見つけてみてください。