先日、豊能町の古道を歩こうと思い、『旧山下道』を探して出かけました。吉川~新光風台と、新光風台~笹部(川西市)へ、現在は、大きく2つに分かれていますが、それぞれ自然豊かで素敵な山の古道です。その時のレポートは、こちらをご覧ください。
吉川~新光風台 https://toyonono-portal.jp/archives/6205
新光風台~笹部 https://toyonono-portal.jp/archives/6449
前回、迷ってしまったところをリベンジ!
古道ですから、今は使われていない道です。どなたかが道しるべを付けて下さったりしている場所もありますが、途中で枝分かれしたり、倒木などでふさがれたりして、道がわかりにくくなっている場所もたくさんあります。前回の帰り道、途中で迷ってしまい、自宅付近が遠景で見えているにもかかわらず近づけず、危うく遭難しかけてしまいました。そこで、この日はリベンジ!いろんな地図を調べ、方向や目印を確かめ、先日間違えたところを歩きなおしてきましたので、そのあたりをご紹介したいと思います。

まず、新光風台からの入口から。

古くから使われていた『山下道』は、豊能町の西地区が開発されたときに、宅地造成のために山が開かれ、途切れてしまってると思われます。山の中の部分は、今でも、昔の人々が踏み固めたであろう『道』の気配が感じられますが、当然、分断された宅地の中の部分は、新しい家が建ち道ができ、昔の『道』の面影はありません。…ということは、そのつなぎ目である『古道への入り口』は、崖になったままだったり、少し歩きにくく人を寄せ付けない雰囲気になっているのも仕方がないでしょう。それでも、また、その道を歩こう!と思った誰かが、階段を付けたり、倒木を片付けたり、少しずつ新しい『道』をつなぎ始めているのですね。



道に沿って、電柱が等間隔で並んでいます。


アンテナ塔が見えてきます!
先ほどの入り口階段を上ってからここまでは、このアンテナ塔を建てるために、踏み固められた道なのでしょう。

いい目印になりますね。



また、今度調べてみますね。
山下道の始まり!
ここからちょっと下ると、本来の『山下道』へ合流し、そこから先は、踏み固められた後のある、歩きやすい道になっています。
少し行くと、途中、4差路になっているところがあり、前回、途中で迷って迷って、息も絶え絶えに(オーバーです(笑))なって道なき道をたどって出てきた場所も、確認しました。道が枝分かれしているところに、道案内の札があると助かるのになあ~と思いました。
山下道は、尾根筋あり・・・

谷筋あり・・・

『古道』を感じられる道です。
杉木立を抜けると、笹部が見えてきます☆

外出自粛、3密を避けよう、でも運動不足は防ぎたい…。豊能町内でも、大勢で集まらず、三々五々…いや、1人~2人くらいの少人数で、ウォーキングされている姿を以前よりたくさん見かけるようになりました。安全を確かめつつ、ソーシャルディスタンスを保ちつつ、自然の中を歩いてみるのもよいと思います☆
《余談ですが、素敵だなと思ったこと》

これ・・・・。
今回、山下道を歩いていて見つけたのですが、木の根っこに赤いリボンが括り付けてあったんです。
前回ここを通った時には、落ちていたツバキの花には気が付きましたが、このリボンには気が付きませんでしたから、たぶん・・・・その間に通った誰かがつけて下さったのでしょう。
よく見ると、とても丈夫な木の根が輪っか状になって、しっかり地面に埋まっています。落ち葉でおおわれたりするとほぼわからない色合いです。足を引っかけると大怪我をしかねません。‥‥そう思われた先人が、手持ちのリボンを、あとを歩く人のことを想って、くくりつけてくれたんだと思うと、なんだかほわっとした気持ちになりました(#^.^#)。
他にも、大きな木が倒れているところを、のこぎり?で切ったり、払ったりして、通れるように整備してくれたであろう場所が何か所かありました。人の優しさ、心遣いを感じました。


最後まで読んで下さって、ありがとうございました(#^.^#)。