《この記事は、2020年4月当時の様子をお知らせしています。現在の様子はずいぶん変わっていますので、ぜひ最後の追記もご覧ください。》
私が豊能町に引っ越してきて以来26年以上、ずっとふさがったままだった光風台4丁目と川西市大和団地との間の崖が、開通する!・・・・と知り、いそいそと工事現場を見に行ったのは2月だったと思います👇

ところが、先日(3月の末)にワクワクしながら見に行ったところ、工事は進んでいるけれども開通しそうな気配はなく・・・(^^;)。4月に入って、また見に行くと、どうやら、工事期間が延長されていたようです。ご覧ください👇

詳しい事情は分かりませんが、楽しみが少し先に延びてしまったようです。(今、世界中が新型コロナウィルス感染に立ち向かうために、そちらを最優先している状態ですから、緊急を要さないいろんなことが後回しになっているのかも知れませんが、それはもちろんのこと!人類が力を合わせてこの危機を乗り越えるべく、頑張りたいですね。)

👆ここは、豊能町側も川西市側も、閑静な住宅地です。 工事の現場には 『自動車・自動二輪者・原動機付自転車は通行できない』と 掲示されていました。
もし、ここを、大きな荷物を積んだダンプカーやトラック、爆音を響かせるバイク集団が通り抜けるようになっては大変です。また、閉鎖されるかもしれません💦かつてはここの開通をめぐって、双方の自治会の話合いがなかなかつかなかったと聞いたことがあります。ここ数年の大雨・台風などの災害時には緊急車両などが通れるように…と能勢電さんも加わって、今回の開通へと話が進んだと聞きました。
安全に通り抜けできる道が完成した後も、 ウォーキングやサイクリングの人々の楽しみとなる新しい道として、にぎわうといいなと思います☆

・・・と、ここで、素敵な出会いがありました!
まだ通れないので残念、引き返そう…と思ったその時、同じようにこの道を見ている、ちょっと年配の男性に出会いました。
私が「まだ、開通してないみたいですね~(笑)残念ですね」と声をかけると、彼は 「そうですね~(笑)。あ、大和団地の方へ行かれるなら、別の道を案内しますよ!」とおっしゃるではありませんか❕ ❕
ここを通らずに大和団地へ抜ける道を、私はほかに知りませんでした。一の鳥居からのくねくね車道か、または、新光風台保の谷のくねくね車道か。どちらも歩いたことはあるのですが、歩道もなくて危ないので散歩にはあまり向きません。光風台4丁目の奥にある駐車場の端から降りられるのではないかと探してみたこともありましたが、どこも崖になっていて危険でしたので、他に、道はない…と思っていました。そこへ、この出会いです☆
「ぜひ!教えて下さい♪」
この日は、私(50代女)単独ではなく、家族(50代男と20代女)と一緒に町内をウォーキングしていたので、3人で、この笑顔の素敵な男性(70代後半とおっしゃっていました!)についていくことにしました☆
抜け道への入り口は、ここ↓

場所は、光風台4丁目の端にある、大和団地が見下ろせる駐車場の中です。が、予想に反して、大和団地側の崖ではなく、逆の光風台側の山へと登る道なのです。駐車場へ入って少し行って左側になります。この日は登り口が少しぬかるんでいて滑りやすかったです。

ここを上がって、踏み固められた細い山道を、右へ右へと歩いていきます。しばらく上って行くと、見晴らしのいい場所に出ました。



町内の西地区がほぼ一望できます。この角度からの羨望は初めてで、ちょっと感動しました。
さらに道はづづきます。この辺りがいちばん高くて、後はゆるやかに下っていきました。


なんだかワクワクするような山道です。ところどころ台風などの被害でしょうか、折れた大木が横倒しになっているところもありましたが、道沿いは、片付けたり切り取られたりして通れるように整えられているように見えました。ただ、まだ樹上に折れた木の枝が引っかかっているところもあり、気を付けながら通りました。
道のあちらこちらには、濃いピンク色のヤマツツジが満開で、とてもきれいでした。


案内して下さった男性は70代の後半だとおっしゃっていましたが、とても若々しく健脚で、上りも下りもすたすたと道を歩いて行かれました。同行した家族のうち、私を除く2人はついて行きましたが、私はやや遅れてしまうほどでした。聞けば、お住まいは川西の市民病院のお近くだそうで、「この辺りの山はほとんど全部歩いた」のだそうです!妙見山はもちろん、猪名川町の大野山、満願寺、などなど。尊敬を込めて『達人』と呼ぼうと思いました。
しばらく進むと、また、視界が開けました。


大和団地への出口です。ここからちょっと急な崖を下りていくと、大和団地の東の端にある駐車場に出ました。
光風台~大和団地まで、約20分ほどの山道の抜け道でした。『達人』は、ご自宅からこの山道を通って光風台へ来て、あの4丁目奥の工事中の道を通って帰ろうかなあ~と思っておられたそうでした。そこへ私たちが出くわしたわけです。
私たち家族3人が、すごい抜け道だね~初めて知ったね~楽しい道だね~綺麗だったねえ~などとそれぞれ感動してはしゃぎ(笑)、口々にお礼を伝える中、「ね、この道、なかなかいいでしょう?覚えておかれるといいですよ。じゃ、私はこれで!」‥‥と、さわやかにさっそうと、『達人』は去って行かれました☆

みなさま、 最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
《4月27日に追記》
光風台4丁目~大和団地の間の道、間もなく開通の日を迎えます! まだ工事中の柵がしてありますが、一部分が仮に開けてあり、歩行者(+ワンちゃん?)なら自己責任で通行できるようです。すでに近隣の方々は通られて、買い物やウォーキングを楽しんでおられるようでした(#^.^#)
《2021年9月21日に再度追記》
光風台4丁目~大和団地の抜け道は、今では自転車&歩行者の行き来もできるようになり、たくさんの人々が利用されています☆
この日、久しぶりに大和団地方面を歩き、”達人”に教えてもらったこの山道の、最終地点付近を通りかかったのですが、以前とすっかり様子が変わっていて驚きました!

一の鳥居からの光風台へ通じる道路と、大和団地との間の山は、大和団地側が宅地造成されていました。


しばらくは工事中の期間が続くと思われます。もし、この道を通ってみたい…と思われた方は、十分ご注意のうえ、工事期間が終わるまでは延期されるなど様子を見た方がよいかと思われます💦
取り急ぎ、追記で情報をお知らせいたします。by とよレポみほ☆
2022年2月に、再々度の追記
”達人”さんに教えていただいた古道の、大和団地への折口付近は、すでに住宅地になっていました。このレポートを最初に書いたころの道は、途中で崖を下りなければならなくなっているようです。



『道』は、人々が通るからこそ生まれて、人々のために移り変わっていくものですね。古道は面影を残しつつ消えていくでしょうが、また、新しい”道”が生まれるんだなあ‥‥と、思いました。
とよレポみほ☆
(#^.^#)
9 comments
この古道は、明治時代に出来た花折街道です。一の鳥居からときわ台駅辺りを通って、西方寺が終点です。古道の途中の平らな所は茶店が有った所と言われています。吉川で生産された炭を池田まで運んだり、妙見山参詣の道でした。大正時代に能勢電が妙見口駅まで延長すると不要になったようです。
小嶋正良さん、コメントありがとうございます。
おお!そうだったんですかヽ(^o^)丿
これが、もともとの『花折街道』の一部分だったのですね! では、すごい道を教えてもらったんですね~♡
当時、炭などを運ぶ大きな荷車が通るときに、道の脇にたわわに咲いている花の枝を折ることがあったので、『花折れ』という名がついた・・・と、聞いたことがありますが、私が『達人』に案内してもらったこの時は、まさにその名の通り!ヤマツツジの花が道のあちこちにとてもきれいに咲いていました。
素敵なことを教えて下さって、ありがとうございました\(^o^)/
花折街道の今の姿を捉えた、めちゃめちゃ貴重ないい記事ですねーー!「花折街道の軌跡をたどる」というような趣旨でレポーターのみんなでハイキングしたくなりました✨
よりさん、コメントありがとうございます☆
『花折街道』の歴史をぐっと身近に感じることができて、レポーターしててよかった~とちょっと感動してしまいました♪
良い季節だし、レポーターのみなさんをお誘いして、ぜひ!‥‥とも思ったのですが、この感染症騒動です(^^;)今は緊急事態ですね。
事態を乗り切って終息を迎え、新しい大和団地への道も無事開通したあかつきには、ぜひ!\(^o^)/
みほさん、ありがとう。
私も知りませんでした。普段車移動ばかりで、
やっと犬との散歩に10年ぶりに目覚め、
ウォーキング楽しんでます。
フェンスも3月から4月へと上書きされてましたね。
花折れ街道、ぜひ大和にわたってみます。
知り合い宅にも徒歩で行ける楽しみもできました。
2525MIYAKOさん、コメントありがとうございます☆
私も!豊能町に住むようになって長いのに、初めて教えてもらって通った道で、大人のくせに子どものようにワクワクしてしまいました(笑)大和団地への道も間もなく(多分今度こそ!)開通するでしょう。工事現場へは、豊能町がわ、大和がわ、どちらからも、ちょくちょく様子を見に来る方がおられるようです。みなさん、きっと楽しみにしておられるのですね♪
[…] まだ開通していなかった…と話しておられましたが、きっと彼もこの道をもう通られたことでしょう。『達人』に出会った時のレポートはこちらです☆→ https://toyonono-portal.jp/archives/6358 […]
初めまして 子供が小さかった頃、トトロの道 と呼んで 大の お気に入りだった道を見かけ懐かしくてついお邪魔しました。森町が開通して、ダンプ ・トラックが増えました あそこは、 遊歩道のままのほうがいいと思います。光風台駅の北側の山で、2021/5/20 21時ごろアオバズクの初鳴きを耳にしました、あの山には 10頭以上の鹿の群れがいます、5/22 小鹿が 駅の北の急斜面を東へいくのを見ました。ソーラー発電計画とかあるみたいですが そっとしておいてほしいと思います。
Qちんさん、コメントありがとうございます☆
おっしゃる通り!同感です。
もともと、自然の生き物たちが暮らしていた山を切り開いて、私たち人間が住むようになったのですから、生活や生存に必要でない限りは謙虚に暮らしたいと思います。動物たちとの共存や開発のこと‥‥大事に考えねばなりませんね。
大和団地~光風台の間の、この”抜け道”‥‥時にふさがったり、開通したり、ワクワクするような抜け道で、私も大好きでした♡。そうですか、《トトロの道》と呼ばれていたのですか?素敵なネーミングですね!(#^.^#)
この道については、開通前にもいくつかレポートしています。もしよろしければ、ご覧になってください。
アオバズク、今年も来てくれたみたいですね☆私も鳴き声を聞きました♪
去年(がんばって(笑))撮った写真が、インスタグラムに残っていますので、よかったらごこちらも覧ください。
https://toyonono-portal.jp/archives/6846
https://toyonono-portal.jp/archives/4709
https://toyonono-portal.jp/archives/3649
https://www.instagram.com/p/CAiGzUAH62f/