年明け早々、2019年1月6日に、部分日食が起こります。
めったに起こらない天体ショー!豊能町でもお天気さえよければ見られるので、ちょっとお知らせしますね☆
こんにちは。とよレポみほ☆です。
前回のレポートは、豊能町でもほうき星に会える!ということで『ウィルタネン彗星』のことを書いたのですが、実際の彗星は本当に淡く、ご覧になって下さった方も、見つけられなかったのではないかとちょっと反省しています。私自身もなんとか双眼鏡では(これかな?)と確認できたものの肉眼では不可能、写真で5秒ほどシャッターを開けるとぼんやり写っている・・・という程度でした。
彗星や流れ星、星雲や星団、銀河などなど・・・・ロマンがあって、きれいな写真も見慣れているのでさぞかし・・・と思いきや、実際は、とてもとても地味なものです。本当の夜空で、自分の目で見ようとすると、灯りのない環境でよくよく目を暗闇に慣らし、時には目の焦点から対象物をわざとはずしたりしながらやっと見える・・・ということもあります。久しぶりに肉眼で見えるかも!という彗星の情報を手にいれて、うれしがってレポートしてしまいましたが、ひょっとしたら、がっかりされた方もおられたかと思うと、本当に申し訳ないです。ごめんなさい!
でも(懲りずに!)今度は、お天気さえよかったら、だれでも見られる天体ショーですので、自信を持って紹介しますね。前回同様、あまり星など見たことがないけど・・・という方にも楽しんでいただけるように書きましたのでご了承ください。
部分日食=月が太陽をちょこっと(最大で直径の3割ほど)隠します。
日時は、来年年明けすぐ、2019年1月6日(日)
欠けはじめ 朝の8時40分ごろ
いちばん大きく欠けるのは 9時57分ごろ
欠け終わりは 11時22分ごろ
真冬ですので太陽は東~南の空にあまり高くなく、観察しやすいと思いますが、見る時には注意が必要です!
太陽の光は強烈なので、直接見ると、目の網膜を痛めてしまいます。
必ず『日食めがね』などを使って観察して下さい。
最近は(たぶん)100円ショップなどにも売られていると思います。
詳しくは、国立天文台のサイトを載せますので、参考になさってくださいね。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2019/01-topics03.html (←1/6の部分日食の情報が見られます)
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/solar-eclipse-obs.html (←日食観測の注意点が詳しくまとめられています)
ここからは、余談です(*^_^*)
豊能町で『日食』といえば、もう5年前になりますが、2012年5月12日に日本列島の広い地域で見られた『金環日食』のさい、ちょうどこのあたりが金環になるか部分になるかの境界線地域に含まれていたので、観測者の間でちょっと話題になっていたことがあります。
太陽と月は、たまたま地球から見た時の視直径がほぼ同じなので「日食」がとてもいい感じで見られるわけですが、”ほぼ”同じということは、月が軌道のどの位置にあるかによって微妙に視直径が変わるわけで、金環日食の場合、月が少し地球から遠いところにあって小さめになるので、太陽をしっかり隠しきることができず、まわりに輪のように太陽のリング(金環)が見られるのです。日食が見られる地域は毎回とても狭く、なかなか思うように日本がその中に入りません。この年は、たまたま日本列島の広い(細長い)地域が可視領域に入ったので話題になっていました。金環日食は、見ている地域が可視領域のふちに当たると、輪っかが切れてリング=金環にならず「部分日食」になってしまいますが、この時、ここ豊能町は、ちょうどその境目あたりに当たっていたのです。豊能町の東地区は、ばっちり「金環日食」が見られる地域。川西市は輪がつながってしまい「部分日食」になる地域。その間に当たる豊能町の西地区は、ちょうど金環食と部分食の境目というわけです。
・・・・それがどうした!?と、私も最初は思っていたのですが、いろいろ情報を調べてみると、そういう境目の地域では、光のリングが切れる寸前のところに、月面のふちの起伏(山や谷)によって細かい光の点々がビーズのように連なるのが観測できるというのです。『ベイリービーズ』と呼ばれてるそうで、観測できるのはわずかな時間です。
私は学生時代に買った小さな望遠鏡くらいしか持ってないのですが、ぜひ、そのビーズを見てみたい!と、100円ショップでいろいろ小道具を買ってきて太陽投影板を作り、なんとか写真を撮ってみました。


これがその時撮った、一番良い写真です。外の丸く光っている部分が太陽、中の丸い影が月です。下のふちのところ、ギザギザになっているのがご覧いただけるでしょうか(^_^;) 。このぎざぎざが、月面の地形のせいだと思うと、ちょっとドキドキでした。
この日は朝の登校時間帯に日食が起こりましたので、町内の学校の子どもたちも先生と一緒に観察したと、あとで聞きました。
さらに余談ですが、日食の時は『こもれび』を見るとおもしろいんです。下の写真は、この時のものです。太陽が欠け始めて部分日食の状態になっていた時に、室内で観葉植物を使ってこもれびを作ってみました。影の中の小さな光の1つ1つが三日月形になっているでしょう?ピンホール現象と言って、その時の太陽の形が、小さなこもれび1つ1つに映っているのだそうです。

こもれびでなくても、例えば下敷きのような影のできるものに、押しピンか何かで小さな穴をいくつかあけて太陽の光を投影してみると、同じように、その時の太陽の形が観測できるので、日食めがねが手に入らない場合は、やってみてはいかがでしょうか)^o^( けっこう楽しいですよ♪
では最後に、もう1つおまけです☆
さらにさかのぼって2009年に見られた部分日食(日本のごく南の部分では皆既日食に!)の時、想いでに・・・と作った手作り絵本をご覧ください(*^_^*)
最後まで読んで下さって、ありがとうございましたヽ(^o^)丿














失礼いたしました☆)^o^(☆